「暮れ逢い」を観てきました。
ストーリーは、
1912年。ロット(レベッカ・ホール)の屋敷に、夫ホフマイスター(アラン・リックマン)の個人秘書として、頭が切れる青年(リチャード・マッデン)がやって来る。若妻のロットは青年と惹(ひ)かれ合うも、触れ合うことも甘い言葉を交わすこともなかった。そんな中、青年が南米へ転勤することに。二人は思いを確かめ合い再び会おうと誓うも、間もなく第1次世界大戦が始まり……。
というお話です。
うーん、今、流行り?の”昼顔”ものです。年の離れた夫ホフマイスターとの生活に満足していた妻のロットですが、夫が雇った若い秘書が気になり始めます。夫は、とても優しくて、なんでもいう事を聞いてくれるのですが、自分より少し若い男性が家の中に居て、息子の家庭教師もしてくれて、接する時間が増えれば増えるほど、彼に惹かれて行ってしまいます。
大会社に秘書として雇われ、その才能を認められて、社長の個人秘書として信頼を得たフリドリック・ザイツは、貧しかったのですが、社長の家に住まわされ、会社の為に、その経営手腕を振るいます。そのために、会社はどんどん拡大していきます。そして、社長の妻のロットに、ザイツも惹かれて行きます。若く、美しく、奔放で、ピアノも上手く、才能に恵まれている彼女は、貧しかった彼にとって、光り輝いて見えて、社長の奥さんだと解っていても、気持ちを抑えられなくなっていきます。
二人は、お互いに惹かれあっていることが解っているのですが、お互いの立場を考えて、気持ちを抑えます。近づきそうで近づけない、このイライラ感が、観る人を楽しませるって感じですかね。私なんて、途中で面倒臭くなってしまい、やるなら早くやっちゃってよぉ~!!って思っていました。
そんな、イライラさせる展開の中、ザイツは、ちょっと嫉妬したホフマイスターの依頼で、メキシコに仕事で2年ほど派遣されてしまいます。ザイツもロットも、そんなに離れられないって騒ぐのですが、お互いに一線を守り、必ず帰ってくる、気持ちは離れないと約束して別れます。しかし、第一次世界大戦が始まってしまい、メキシコに行ったザイツは帰れなくなり、ホフマイスターの会社も、軍の基地として没収されてしまいます。そして・・・。あとは、映画を観てくださいね。
ああー、書いていてもイライラするっ!!私、この昼顔系の話って、合わないんですよ。めんどくせーなー、早くやっちゃえよって思っちゃう。だって、気持ちは裏切っているくせに、自分は悪くないと思いたいから、そんなことしてるんでしょ。ただの偽善者じゃん。既に、気持ちが裏切っている時点で、ダメだと思うのよね。どうせなら、完璧な悪者になって、自分は悪い奴ですって謝るべきでしょ。夫だって、気持ちが離れているのに、一緒に居て、嘘つかれてる方が苦しいと思うんだけどな。
それにしても、最近、この手の話、多いですね。もう、飽きちゃいます。今、流行りだから、日本で、この映画を公開したんだろうけど、今年は、無理でしょ。新しいタイプの話を持ってこなくっちゃ。そうそう、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」だっけ。SMの映画が来るらしいから、今年は、そういう変態系が流行るのかもね。(笑) まぁ、今までもSMの映画ってあったけど、こんな風に「SMをやりますよぉ!」みたいに大っぴらに公言している映画は無かったでしょ。女性が大胆になってきた証拠かしら。(笑)
私は、この映画、あまりお勧めは出来ません。でも、”昼顔系”の話が好きな方には、良いかも知れません。でも、超・イライラします。私のような性格の方には、お勧め出来ませんね。若い男性も、私のタイプではないので、私はダメでした。あ、でも、夫のアラン・リックマンは、ステキでしたよ。私なら、夫から離れないだろうなぁ。だって、ステキだも~ん。スネイプ先生~!(笑)気になったら、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・暮れ逢い@ぴあ映画生活
- 昼顔~平日午後3時の恋人たち~ DVD BOX/ポニーキャニオン
- ¥24,624
- Amazon.co.jp
- 昼顔~平日午後3時の恋人たち ~Another End/扶桑社
- ¥1,296
- Amazon.co.jp