「美女と野獣」を観てきました。
ストーリーは、
バラを盗んだ代償に命をささげるよう言われた父親の代わりに、若く美しい娘ベル(レア・セドゥ)が野獣(ヴァンサン・カッセル)の住む城に連れていかれてしまう。彼女は命さえ投げ出す覚悟で城に出向いたものの、毎晩同じ時間に野獣と夕食を取る以外何の制約も受けなかった。自由に城内を移動する彼女は、恐ろしい外見の野獣の意外な過去に気付く。
というお話です。
フランス版、「美女と野獣」の実写版です。皆さんの知っているディズニーの「美女と野獣」と同じですけど、最後がちょっと違ったかな。まぁ、大体は同じです。
ベルの父親は、船を何隻も持っているような商人で、お金持ちでした。しかし、船団は嵐に遭い、全ての積荷を失い、大きな借金を背負ってしまい、そのカタに家も家財も取られてしまいます。打ちひしがれた家族は、田舎の一軒屋に引っ越し、細々と暮らすしかありませんでした。ある日、嵐に遭った船の1隻が見つかったとの連絡を受け、これで元のお金持ちに戻れると思った父親は、勇んで街へ行くのですが、その積荷も借金のカタに取られてしまい、無一文のまま。娘たちに頼まれた土産も買えずに、肩を落として家路についたのでした。
父親は、家への帰り道、深い雪の中で馬を無くしてしまい、どこか休ませてくれる家を探します。すると、遠くの方に光が見え、そこへ向かうと、大きな暗い城がそびえたっていました。城へ入り、探って行くと、素晴らしい食べ物が並べられており、横に娘たちが欲しがっていたドレスやアクセサリーが置いてあります。そして、無くしたと思った馬も戻ってきました。不思議に思いながらも、食事をし、土産としてドレスなどを貰い、家路に着くのですが、城を出たところに美しい赤いバラが咲いており、末娘ベルが欲しがっていた事を思い出し、そのバラを1本、折ってしまいます。
すると、野獣が現れ、他の物は持って行っても良いが、そのバラは許さないと言い、その罪を償わされることに。一度、家に帰ることを許され、荷物を持って家に帰り着きます。家で、野獣の城の話をして、戻らなければならないと話をし、悲しんでいるのを見て、優しいベルは、自分が身代わりに城に行こうと思い、家族に黙って、城へ向かいます。
城へ着くと、父親の代わりに来ましたと告げ、野獣の指示通りに、食事をし、ドレスを着て、一人寂しく過ごしているのですが、やはり、野獣が気になり、城の中を調べる事にします。そして、野獣の悲しい過去を知る事に・・・。後は、映画を観て下さいね。

なんか、今までの美女と野獣というと、ベルと野獣についての話だけしか聞いていなかったのですが、今回、ベルの家族が、結構、メチャな人たちだったって事が解りました。特に、長女と次女が、ダメダメでしたね。足手まといっていうのって、こういう人たちの事を言うのよね。(笑)お兄ちゃんたちは、借金した長男はダメだけど、他は、家族思いで良い人たちでした。お父さんも、優しい人でしたね。子供思いで、苦難にあっても、それなりに頑張ろうって思っているし、約束は守ろうとするし、良い父親でした。
野獣が、思っていたよりも優しい人でしたね。もっと、傲慢な王子で、神様に変身させられたのかと思ったら、ハッキリ言って、それほど悪い事をしている訳では無いと思いました。趣味でやっていたことが、悪い事になっちゃったみたいな感じでしょ。奥さんは、もう辞めて欲しいって言ってたけど、でも、趣味だから、奥さんに辞めろって言われても、普通は止められないよね。家の主人も、ゴルフを辞めろって言っても、止められないだろうから、この王子だって、無理よねぇ。それを責められても、困っちゃうよ。可哀想だよね。
そんなこんなで、野獣になっちゃって、まぁ、ベルと出会う訳だけど、ベルが野獣を好きになるのって、恋愛の密室効果じゃないの?ある場所に、ずーっと二人きりだから、どうしても、その人しか目に入らず、頼るのもその人だけでしょ。自分を支配していて、優しくされたら、そりゃ、好きになっちゃうよね。仕方ないです。作戦勝ちだな。
という訳で、ハッピーエンドになる訳だが、原作は、こんな終わり方なのかな?こうなるとは、全く知りませんでした。ディズニーの美女と野獣も、ラスト、こんなだったっけ。違うよねぇ。なんか、ラストって、それほど重要じゃないから、あんまり覚えてないのよね。(笑)
私は、この映画、まぁ、お勧めしたいかな。知っている話だし、野獣のビジュアルがイマイチだったのですが(ヴァンサン・カッセルはステキよ。)、ハッピーエンドでしあわせな気持ちになれるから、良いのではないでしょうか。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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