「ニンフォマニアック Vol.1」を観てきました。
ストーリーは、
幼少時から自分の性器を意識していたジョー（シャルロット・ゲンズブール）は、15歳の時にバイク好きの青年ジェローム（シャイア・ラブーフ）に処女を奪われる。2年後、彼女は幼なじみのB（ソフィ・ケネディ・クラーク）と共に挑発的な服装で列車に乗り込んでは、男性を誘惑しては関係を持つゲームに興じるなど、過激で奔放な高校生活を送る。やがて印刷会社に就職したジョーは、そこでジェロームと再会。彼に恋心を抱くがほかの女性に奪われ、その反動から無数の男と体を重ねていくように……。
というお話です。
ある冬の夜、買い物に出たセリグマンは、広場に倒れている女性を見つけます。直ぐに救急車を呼ぼうとするのですが、女性は自分のせいだから呼ばないでと言います。そのままにしておく訳にもいかずに、自分の家に連れ帰るセリグマン。ミルクティーを入れ、気遣うセリグマンに、女性は、ジョーと名乗り、自分の過去の性の遍歴に付いて、話し始めます。
ジョーは、子供の頃から性に興味があり、友達と２人でじゃれ合ったり、マスターベーションをしたりと、子供らしくない遊びばかりでした。１５歳で初体験をしてから、やる事ばかりを考えていて、時間があれば男を口説いてヤルばかりの毎日です。結局、医者になる夢も上手く行かず、ただ、ただ、ヤルことばかりの人生を過ごしてきました。
そんなジョーのヤル人生を８章に分けて、ジョーがセリグマンに話して行くのですが、それが、本当の事なのか、妄想なのか、セリグマンは、ちょっと疑いながら、その話をずーっと聞いていきます。ジョーは、若い頃からの男性遍歴、そして父親との別れをを話していきます。その話の中には、列車の中で友達と男漁りの勝負、初めて自分から欲しいと思った男ジェロームの話、夫を取られたＨ夫人との修羅場の話、等々があり、セリグマンは、あまりの破天荒さに、不思議な妄想をしながらも、のめり込んでいきます。
Vol.１では、１章から５章までが描かれ、Vol.２では、６章から８章までが描かれるようです。
う～ん、思ったよりも厭らしいとか淫らとか、そんな感じは受けませんでした。だって、主人公のジョーは、ＳＥＸを、まるで排泄をするように行うんですもん。そこに、それほどの深い気持ちなどは、ほとんど無いんです。人間がこの世の産まれて、最初に快楽を覚えるのは排泄でしょ。彼女にとっては、ＳＥＸも、それと同じなんです。子供の頃から、性に興味を持ち、その頃からマスターベーションを行い、ＳＥＸを覚えたら、もう、やりたい邦題。そう、快楽のみを欲して、相手かまわずヤルんです。
あまりの激しさに、”病気に気を付けろよぉ～！”って、ツッコミを入れてしまいました。だって、相手の顔なんて見てないんじゃないの？って思うほど、続けざまに男を連れ込んでヤッているんです。まるで、体操の練習をしているようで、アダルト映画というより、スポコン映画？と思ってしまうように、ＳＥＸを見せられると、もう、エッチも何も、感じなくなるんですね。だから、局部にボカシが入っているのが不思議に思えました。こんな体育会系の映画でボカシって、日本の映倫って不思議よねぇ。
映画としては、どうなんだろう。私には、良く分かりませんでした。ＳＥＸ依存症の人って大変ってこと？それとも、辛いんだろうっていう同情が欲しいってこと？Ｈ夫人との話を観ると、やっぱり、罪作りだよなぁっ思いました。ジョーは、ただヤル男が欲しかったんだろうけど、男性の側になったら、自分を愛していると言ってくれる女が居て、奥さんと別れてくれないからアナタと別れるなんて言われたら、そりゃ、妻を捨ててくるわなぁ。家族はイイ迷惑ですよ。酷いでしょ。
ニンフォマニアックというのは、自分だけでは無く、相手が必要なものだから、やっぱり何かで抑えるようにしないと不味いでしょ。そうでなければ、風俗でその技を磨けば喜ばれるかも。他人を巻き込んで、迷惑をかけるのは、やっぱり問題だと思いました。いくら病気でも、ダメなものはダメだよね。許されないっす。
私は、この映画、まだお勧めともお勧めでないとも言えません。まだ、Vol.1だけなので、Vol.２を観てみないと、何とも言えません。Vol.１では、まだ、ヤリまくっているだけの話なので、それが、どういう結末に向かって動いて行くのか、楽しみです。とりあえずVol.２を観てから、また、書きますね。待っていてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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