「フライト・ゲーム」の試写会に連れて行って貰いました。
ストーリーは、
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。
というお話です。

これ、素直に面白かったです。いやぁ、またもありきたりな飛行機サスペンスなのかと思いきや、良く出来ているんです。後から考えると、辻褄が合わないところも無きにしも非ずなのですが、でも、そんな事は関係無いほど、観ている人間を惑わせるんです。誰もが怪しくて、誰もが正直者に見えてしまい、疑問符が頭の中に一杯になって行くんです。面白そうでしょ。

ビルは、航空保安官としてロンドン行きの飛行機に乗り込み、任務に就いていた。離陸をし、航路に就いたと安心した矢先、ビルにメールが届きます。1億5000万ドルを振込まなければ20分に1人づつ殺すというものです。ビルは、すぐに会社本部に連絡を入れるのですが、本当だという確証が無いとのことで、取り合ってもらえません。そして、20分が過ぎ、最初の被害者が。

告知通りになり、ビルは、この脅迫は本物だと本部とパイロットに話し、お金を振込むように申し入れます。本部が口座の調査をすると、口座の名前はビルになっていて、今度はビルがハイジャックをしているのではないかという疑惑が持ち上がり、ビルの味方は、座席で隣合った女性と一人のキャビンアテンダントのみ。

メールの内容を見ると、機内にいる人間が犯人であることは確実なのですが、どうしても誰が犯人か解りません。犯人捜しを進めるのですが、刻一刻と時間は過ぎて、一人づつ、人が死んでいきます。そして、ビルが犯人なのではないかと言う疑惑も大きくなって行き、乗客はビルを捕まえようと画策をし始めます。ビルの敵は、犯人だけでは無く、一般の乗客もとなり、ここまでかって状況になります。誰が犯人なのか、目的は何なのか、何がしたいのか、全く解らないまま、飛行機は最悪の状況へ・・・。謎は、劇場で観て下さいね。最後の最後まで、ドキドキ、ハラハラの連続ですよ。
良く出来た話だと思いました。もちろん、ツッコミどころは満載です。細かい事を言いだすと、ちょっと穴があり過ぎるぐらいなのですが、そんな細かい事を吹き飛ばすほどに、展開が面白くて、畳み掛けるように出来事が続くので、どーでも良くなっちゃうんですよ。
まして、出てくる人誰もが、超怪しいんです。私なんて、姿が全く出てこない電話の相手まで疑ってしまったもん。だって、これでもかって言うほど、航空保安官というものが無駄な職業で、その職業の人に税金を使うのはおかしいというニュースが流れたりするんです。まして、ビルという人物も謎が多くて、会社と揉めているんです。始まって直ぐに会社と揉めていれば、そりゃ、怪しく見えるよねぇ。

私は、この映画、超お勧めしたいと思います。私は、とっても楽しめました。今までの、飛行機が落っこちるタイプのドタバタハイジャック映画とは違います。ぜひ、劇場に観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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