今日は、「バルフィ!人生に唄えば」を観てきました。
ストーリーは、
バルフィ(ランビール・カプール)は、生まれたときから耳が聞こえないことで会話ができないものの、目線と身振り手振りで感情を表現し、街の人気者となっている。資産家との愛のない結婚に悩むシュルティ(イリアナ・デクルーズ)はバルフィに思いを寄せていた。一方、家族からの愛情に恵まれなかったジルミル(プリヤンカー・チョープラ)も、バルフィにだけは心を開き、次第に惹(ひ)かれていく。
というお話です。
これ、インド映画なんですね。なんか、とってもヨーロッパっぽい雰囲気があって、良かったです。感動してしまいました。いやぁ、普通の映画なら、美しい女性とステキで優しい男性がくっついて、幸せになりましたって事になると思うんだけど、ちょっと違うのよね。なんか、そう来るかっていう感じの変化球が、とっも良いんです。思っていた内容と違って、泣いてしまった。
バルフィは、生まれつき耳が聞こえず、その為に言葉も話せません。母親も、彼が産まれてすぐに死んでしまい、父親に愛されて育ってきました。障害があっても、そんな事は全く気にせず、幸せそうに生きているバルフィ。そんなバルフィと出会ったシェルティは、彼の明るさに恋をしてしまいます。でもシェルティは、既に婚約をしていて、後は結婚式を待つだけの身でした。バルフィは、名誉も地位も無く、お金持ちでも無いので、家族に反対され、婚約中の条件の良い男性と結婚をします。
バルフィとシェルティの恋は何となく消滅し、バルフィは、今までと同じように幸せに暮らしていますが、ある事が起こり、ジルミルという自閉症の女性と出会う事になります。実は、ジルミルとバルフィは幼馴染で、子供の頃に遊んでいたんです。ジルミルは自閉症なのですが、その時代には、病気として捉えられていて、家族に愛されていませんでした。唯一、祖父がジルミルを可愛がってくれていて、莫大な財産をジルミルに相続させることとしたんです。しかし、ジルミルの家族は、大きな家に住んでいながら、お金が無く、困っていたんです。
ジルミルの父親は、ジルミルが死んでしまえばその財産を手に入れる事が出来るので、ある策略を立てるのですが、その作戦にバルフィも巻き込まれ、大変な事に。ジルミルは、難しいことは解らず、ただ、バルフィの愛だけを信じて、付いて行こうとしているのですが、やはり、そこは、男と女。シェルティと再会したバルフィに不信感が募り、ジルミルは、バルフィの前から消えてしまいます。そして・・・。その後は、映画を観て下さいね。バルフィは、ジルミルを選ぶのか、シェルティを選ぶのか、楽しみにしてね。

この映画を観ていると、なんか、障害なんて、別に何て事無いじゃんって思えるんですよね。自閉症のジルミルも、自分の気持ちを上手く伝えられなくて、イライラしたりするんだけど、でも、そんな事もひっくるめて、バルフィが明るく包んでしまうので、ま、いいかっていう気持ちになるんですよ。

シェルティは、超美しくて、何もかも手に入れているんだけど、本当の愛は手に入れられないんです。そして、本当の愛を持っているのはバルフィなんだって言う事に気が付くんですけど、既に、その時は、自分は結婚してしまっているし、バルフィは、ジルミルの面倒を見ているし、タイミングが合わないんです。2人とも、恋をしているのは解っているのに、どうしても近づけないって感じが、またイイんですよ。
こんな三角関係、面白いでしょ。でも、ガツガツした感じは無く、本当に、3人とも優しくてステキなの。心のやさしさが、その表面に出てきているようで、本当に感動しました。
私は、この映画、すごくお勧めしたいかな。ちょっと長いけど、展開は、今までのラブストーリーとかとは全く違い、とても温かくなる映画ですよ。バルフィを演じているランビールさんは、言葉は話さないのに、その仕草で全ての愛を表現していて、素晴らしかったです。ぜひ、観てみて欲しいな。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・バルフィ! 人生に唄えば@ぴあ映画生活
- Hits of Ranbir Kapoor/Sony Music Entertainment India Pvt. Ltd.
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp