「ＬＩＦＥ！」の試写会に行ってきました。近くのシネコンだったので、風邪でも行ってしまいました。(笑)
ストーリーは、
雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ（ベン・スティラー）は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。
というお話です。
この映画を観て、なんか、とっても視野が広くなると言うか、もっと広い世界を観ていないと、自分が小さくなってっちゃうなぁって感じました。自分が、会社にとって、重要な人間だなんて思っていたら大間違い。自分の代わりはいくらでもいるし、自分でなくても良いんです。それは、仕事だけに関わらず、この世界の中の自分は、小さな一粒で、何の力も無いんです。だからこそ、自分から外に出て行って、色々な事に挑戦して、自分がここに居るんだっていうことを確認して行かなくちゃ、段々と消えて行っちゃうかも知れませんもんね。
ステキな映画でしたぁ。何か、大きな事件が起きる訳では無いけれど、誰にでも起こりそうな出来事と、彼が自分を見つめ直す姿が、とっても良いんですよ。今どき、どれほど一流企業などと言っても潰れる時代ですよね。この映画でも、あの”ＬＩＦＥ”が潰れてしまうんです。まさかと思うけど、結構、あるのよね。あのソニーだって、潰れてはいないけど、沢山の人間を解雇して、事業縮小する訳でしょ。明日は我が身です。
最後の表紙の写真のネガを見つけられないウォルターは、ネガをどうしたのか、カメラマンのショーンに聞こうと彼を追って、グリーンランドから、どんどん色々な世界へ旅をしていきます。その先には、今までに観た事も無い風景や、情景が広がっていて、言葉も違うし、不思議な事が沢山あるのに、そこで出会う人たちは、誰もが優しく、ウォルターを助けてくれて、世界というものが、実は、自分の手の中にあり、知ろうと思えば、たくさんの事を体験出来るのだということが判るのです。小さな一粒だった自分が、ちょっと踏み出しただけで、世界を手に入れる事が出来る事を知るのです。ステキでしょ。
素晴らしい内容だけでは無く、映像も素晴らしいと思いました。ウォルターが旅をする場所は、どこも、写真集に出てくるような、美しい風景ばかり。まるで、俗世とは離れて、新しい世界に入って行ったように、本当に美しいんです。自然って、こんなに美しく、人を幸せにさせるのだと言う事に気が付きます。
私は、ウォルターが、スケボーで、山道をグングン走るところの風景がとても気に入りました。あんなステキなところで、車に乗るでもなく、歩くでもなく、風を感じながら、ビュンビュン走れるスケボーってイイなぁって思いました。スケボーをやる人も、小さなアスファルトの道路で走るのではなく、こんな風な山道を、気持ち良く走ることが出来たらもっと楽しめるでしょうね。
私は、この映画、超お勧めしたいと思います。観た後に気持ち良くなれる、ステキな映画だと思いました。映像の素晴らしさも、他と比べものにならないほど美しいと思いました。美しい風景の写真を繋ぎ合わせた映像は、それを観るだけでも、気持ちが柔らかくなります。今回、感想には書きませんでしたが、ラブストーリーもステキですよ。カップルで行っても、２人で温かくなって出てこれると思います。ぜひ観に行ってください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
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