「ジャッジ!」正義は勝つ的な話で、今更って感じもありながら感動しちゃうのよね。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「ジャッジ」を観てきました。こちらも、超混んでいて、驚きました。題名的に、ちょっと地味な感じが漂っているので、そんなに混んでないかなぁと思ったんだけど、いやいや、満員でしたよ。


ストーリーは、

大手広告代理店に入社して間もない太田喜一郎(妻夫木聡)は、審査員として参加予定の世界一のテレビCMを決定する広告祭に向かう。夜ごと開催されるパーティーには同伴者がいなければならないことから、同じ職場の大田ひかり(北川景子)も妻として一緒に行くことに。さまざまな国から集結したクリエイターたちが自分の会社のCMをグランプリにしようと奔走する中、太田もひかりと共に奮闘する。

というお話です。


ジャッジ

内容的には、本当に古典的な、正義は勝つ的な話なので、これを聞いただけだと、ベタで鼻に付きそうな感じがするんだけど、とても上手く作られていて、すっごく笑えて面白いんですよ。現実は、ほとんどの事が、正直者は馬鹿を見るということばかりで、正義は勝たないんですけど、やっぱり、せめて映画の中くらいでは、正義に勝って欲しいですよね。現実は、汚い事ばかりですもん。

ジャッジ

下っ端社員のキイチロウは、上司の大滝一郎(オオタキイチロウ)と名前が似ていたため、上司の身代わりとして、サンタモニカで開かれるCMグランプリの審査員として出張することを命じられます。サンタモニカでは、男性が一人で行くと、同性愛者と思われる為、同僚の大田ひかりに、名前が一緒ということで、夫婦としてサンタモニカに一緒に行って欲しいと頼み、一緒にサンタモニカへ。

サンタモニカに行ってみると、グランプリの審査は、裏工作の大盤振る舞いで、本当に良いCMが優勝する訳では無いと言う事が判ります。でも、キイチロウは、自分の首が飛んでしまうかもしれない状況でも、良いと思うCMを正直に薦めて、不正をするのを嫌がります。ひかりが、色々な作戦を立てても、それを良しとせず、バカ正直に審査を進めて行きます。そして、彼の姿は、周りに居る審査員にも伝染して行きます。

ジャッジ

こういう広告業界とか、派手な業界は、裏工作が横行しているんでしょうね。その1回の評価で、自分の価値が決められ、利益に繋がるのだから、誰もが必死になるのは当たり前なのですが、あまりにも酷い作品が優勝とかになると、その審査員たちの能力を疑われるのではないかと思うのですが、どうなのかしら。そこら辺も、馴れ合いがあるから、文句を言われないのかな。映画の賞も、怪しげなのが多いもんねぇ。どうしてあの作品が?って思うのもあるもんね。

ジャッジ

話としては、それほど派手ではないのですが、とにかく、役者が面白いんです。妻夫木くんが超ダメ男をやっていて、それが、あまりにも情けないのに、何故か、審査になると、頑固に、自分の意思を曲げないんです。それが、すごく笑えるんですよ。ひかり役の北川さんも、思いっきりキイチロウをバカにしていて、蹴ったり叩いたり、こちらも、面白いんです。北川さん、こういう役、上手いですよね。美しい顔で、あういうめちゃくちゃをやられると、見ていて楽しくなっちゃうんです。


ジャッジ

他にも、沢山の俳優さんが出ているのですが、1場面づつだったりして、とっても贅沢なの。竹中さんも、飲み屋の一場面だけだったり、加瀬さん、新井さん、荒川さん、でんでんさん、などなど、書ききれないほどの俳優さんが出ています。ええ~、これだけの為に呼んだのって感じで、マジで笑えました。贅沢過ぎるでしょっ!(笑)

もう一つ笑えるのが、きつねうどんのCMに出てくるキツネ。キツネなのに、”これはネコです。”って書いてあるし、ニャーニャー言っているし、トンデモナイCMなんだけど、これが、最後の最後で、キーになってくるので、忘れないでいて下さいね。それにしても、キツネうどんの”お揚げ”は、キツネの肉ではありませんよっ!ちゃんと、外国人に説明してねっ!(笑)

ジャッジ

この映画、私は、とってもお勧めしたいと思います。正月明けて、友達と大笑いしてきて欲しい映画です。帰りには、きつねうどんを食べて下さいね。(笑)ぜひ、観に行ってみて下さい。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ




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