「セブン・サイコパス」を観てきました。やっと観に行けたよぉ~!!
ストーリーは、
脚本家のマーティ(コリン・ファレル)は、新作『セブン・サイコパス』の執筆に行き詰まっていた。 親友のビリー(サム・ロックウェル)は脚本執筆の手助けをしようと、マーティに事前に相談することなく、ネタ集めのためにサイコパス募集の広告を出す。その後、ウサギを持つ殺人犯、犬をこよなく愛するマフィア、殺し屋が集まるのだが……。
というお話です。
ハチャメチャな話で、こんなんで収集付くのかなと思うのですが、ちゃんと落ち着くところに落ち着くので、安心して観てくださいね。(笑)最初は、何をしているのかな?って、私も思っちゃいましたもん。だって、脚本家が脚本を書けないよぉって悩んでいるところに、俳優友達が来て、とんでもない事件に巻き込まれて行くって事なんだけど、ちゃんと、これが、サイコパスに繋がるんですよねぇ。笑えました。
友達のビリーは、犬の泥棒をしているんです。お金持ちの家の犬を盗んで、相手が捜査を始めたら、見つけましたと返しに行くと賞金が貰えるので儲かるんです。酷いでしょ。ま、話だけ聞くと、かわいいもんだって感じなんですが、この事件が大事になって行くんですよ。
犬を盗まれたマフィア?が、犬を取り返す為に、とんでもない殺戮を始めるんですよ。こいつらもサイコパスなんです。もちろん、犬を盗んでいるビリーもサイコパスですよ。(笑) 彼は、一見、唯のチャラ男なのかなぁって思えるんだけど、彼は、正真正銘のサイコパスでした。最後まで観れば解ります。ビリーの友達で、一緒に犬の盗難をしていたハンス(クリストファー・ウォーケン)も、マトモそうに見えるけど、本当はサイコパス。彼の昔の話は、結構、凄いですよ。お楽しみにね。
その話とは別に、サイコパス募集の広告で応募してきた、白ウサギを抱いたお爺さんのお話が凄いんですよ。このお爺さん、とんでもないサイコパスだったんです。いやぁ、こんな凄いサイコパスが居たら、悪も無くなるだろうなぁって思ってしまいました。サイコパス相手には、サイコパスを。それが一番ですもんね。このお爺さんの話だけでも、映画になっちゃいそうな勢いだったんだけど、これは映画の一部でしかありません。
ここまで読んで頂いただけだと、話がバラバラで、お前、寝てたんだろうって言われそうだけど、この映画、話が飛ぶんですよ。作家のマーティが企画を立てているセブン・サイコパスという脚本の話と、現実の話が交錯して、まして、現実で聞いたり、体験したりした事を脚本にして行こうとしているから、また、こんがらがるんですよ。
でもね、最後まで観て行くと、ちゃんとスッキリ解決するので、大丈夫。話も全部繋がって行くし、解決するし、スッキリするから大丈夫。でも、ちょっと寂しい感じはありましたけどね。面白かったと思います。
一番感動だったのは、あるサイコパスがやろうとしている事に対して、マトモな人が無駄な事だと言うんですけど、そのサイコパスが、もしかしたら無駄では無いかも知れないと言って行動するんです。そう、どんな事でも、無駄なように見えるけど、もしかしたら何かの発端になるかも知れないんです。その生も死も、人には何の関係もないかも知れないけど、でも、何かの始まりになる事があるかも知れない。すべてもしもなんですけど、されど、もしもなんです。信じれば救われるんですよ。
とにかく、説明しにくい映画なのですが、私は、結構、楽しく観る事が出来ました。でも、好き嫌いが分かれるかも知れません。ちょっと、分裂症気味な映画なので。(笑) サム・ロックウェルとクリストファー・ウォーケンが、私、お気に入りなんです。とっても独特なんだけど、そこが、好きなのよねぇ。どんな役でも演じる事が出来る人だし、次の予想が出来ないところが好きなんです。そんな2人がグイグイ引っ張って行く話は、結構、楽しめると思いますよ。ぜひ、観に行ってみて下さい。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
・セブン・サイコパス@ぴあ映画生活