秋の大イベント「東京国際映画祭」も終わり、何故か、今年は重なってしまった「ラテンビート映画祭」も終わり、寒くなってまいりました。鑑賞している映画が多くて、どうしても、映画祭の感想などが後回しになってしまいました。
今年の東京国際映画祭は、トム・ハンクスやロバート・デニーロが来日したにも関わらず、あまり盛り上がっていなかったような気がしたのは私だけかしら。毎年、縮小ぎみに見えます。去年までは、カフェでの記者会見があったり、グリーンカーペットも、道路全てを閉鎖して、ロングだったのに、今回は、ヒルズの会場内だけ。まして、グリーンカーペットの観覧チケットを貰わないと、ほとんど見れないような状態だったんです。あれだと、突然、映画祭を知った人たちは、全く見る事が出来ないってことだから、ちょっと寄ってみようかなっていう人は、弾き出された状態なので、気分を悪くしたと思うのよね。
私は、映画と映画の間に時間があったので、グリーンカーペットのチケットを貰えたんですけど、カーペットが始まる時間に合わせて来た人は、チケット、無かったんじゃないのかな?まして、チケットを貰うということさえ、知らなかった人も多いと思う。だって、どこかに掲示板か何かを作って、そこに情報を張り出してあれば解るけど、ネットでTIFFのHPか、Twitterか、Facebookを観ていない限り、解らないもん。
そういえば、ナチュラル・TIFFっていう部門が無くなったんですよね。エコの視点からの作品などが集まっていて、自然や動物などのドキュメンタリーなどが観れたんですけど、考えてみたら、今年からTOYOTAがオフィシャルパートナーから外れてたから、無くなったんですね。映画祭も、パートナーを集めるのが大変なんでしょうね。景気が良くなれば、またパートナーも増えるのかな。
という訳で、ちょっと、今年の映画祭は寂しいものでした。もうちょっと、映画祭を作り上げるって感じの姿が観たいなぁ。これから公開する映画の宣伝だけの映画祭なら、要らないんです。来年からは、もっとアニメ関係も盛り上げるらしいし、がんばって欲しいです。
ラテンビート映画祭も、何故か、以前にやった映画があったり、公開する映画をやったりで、もう少し、公開されないかも知れない作品をたくさんラインナップして欲しかったなぁ。
もうすぐ東京フィルメックスなんですが、このフィルメックスも、あまり観たいと思う作品が無くて、今年は、ほとんど観ないかもって感じです。寂しいけど、仕方ないかな。どーも、盛り上がってないよなぁ。
そろそろ、景気を良くして、娯楽にお金を使える企業が増えるようにして欲しいなって思います。東京国際映画祭なのに、世界のTOYOTAがお金を出さないなんて、どうなんですかね。だって、円安が進んで、すごく儲かっているはずなのに、会社がお金を温存してしまい、社員にも出さないし、公益の娯楽にもお金を出さないんじゃ、誰が貰ってんのよと言いたくなってしまう。
ま、来年は、何とかして欲しいですね。もっと、一般の人が気軽に参加出来るようなお祭りにしないと、マニアばかりでは、発展しないので、変えて行って欲しいですね。出来れば、日本のどこに居ても、映画祭の映画が観る事が出来たり、ゲストに質問が出来たり、投票が出来るようになれば、もっと映画の世界が広がって行くのにと思うんですけど。未来は、夢に溢れていますね。楽しみです。![]()