「キッズ・リターン 再会の時」時代は変わり古いものは淘汰されていく。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

「キッズ・リターン 再会の時」を観てきました。


ストーリーは、

落第生のシンジ(平岡祐太)とマサル(三浦貴大)は高校卒業後、それぞれボクシングと極道の道へと進んだ。だが、現実は思いのほか厳しく、サエない日々を送っていた二人が、卒業以来10年ぶりにたまたま再会したことをきっかけに一念発起。シンジはもう一度リングに上がる決意をし、前科者のマサルは全てを懸けた大きな勝負に出る。

というお話です。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

ごめんなさい。私、この映画、ダメでした。楽しめませんでした。観ていて、画面の動き方が、スムーズじゃないと言うか、スッとこちらの頭に入ってこないので、疲れるんです。たまに、こういう合わない映画って、あるんですよね。ストーリーとか、そういう問題じゃなくて、カットの切り方とか、構図とか、絵としての進め方が合わないんです。前作のキッズ・リターンは、全然問題が無かったんだけど、今回、どうしてかしら。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

ともあれ、内容についてですが、夢破れた2人の青年が、10年後に再会し、再度、夢に向かってチャレンジする姿が描かれています。と言っても、ヤクザさんが、時代の流れで衰退して行くのは仕方がないと思うんだけど、それに順応出来ずに八つ当たりすることが、夢に向かってのチャレンジかと言うと、それは違うと思うんだけど・・・。まぁ、いいか・・・。

マサルとの再会で、ボクシングへの情熱を取り戻しチャレンジし始めるシンジは、彼を支えてくれる人も居て、それなりに幸せだと思うんです。もし、ボクシングで成功しなかったとしても、他の仕事でも、やって行けるタイプですよね。彼のように、ある程度の柔軟性がなければ、人間、生きていけません。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

それに対して、マサルは、ヤクザという世界にどっぷり浸かっていて、どうしても、その考えを変える事が出来ません。本当にかわいそうな性格だと思うのですが、本当は、彼のような人ほど、優しくて誠実なんでしょうね。行く方向を間違えてしまっただけ。もし、どこかの会社に勤めていたら、会社の為に必至で働いてくれるような人なのでしょう。勿体無いよなぁ。最初に教育してあげる人が良ければねぇ。

今、ヤクザさんって、大変なんでしょうね。破防法が適用されたし、不動産や建設業界も不況なので、本当に、お金が入ってこなくなっちゃって、グダグダなんだろうなぁ。この映画でも、マサルが帰ってきた組は、既に潰れたも同然でしたもんね。やっぱり、今時のヤクザさんは、頭が良い人でないとやって行けないんだろうなぁ。時代も変わったものです。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

時代に付いていくシンジと、付いて行けないマサル。実際、人って、この二つに分かれますよね。新しいものを取り入れて行く人と、昔ながらの物を大切にしていく人。確かに、全部新しくする必要って無いと思いますけど、でも、新しくなるという事は、それなりに便利に、誰かが頭を使って作ってくれている訳で、良いものは取り入れて行く方が良いのではないでしょうか。考え方も一緒で、社会も良くしようと思って変えている訳で、文句ばかり言うのではなく、それに付いて行くという柔軟性も大切だと思っています。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

社会のひずみと、それに振り回される人間たちの姿を描いていて、考え深い映画だとは思ったのですが、申し訳ないけど、どうしても、私には、観にくい映画で、辛かったんです。テンポや動きが、私に合わなかったのでしょうね。残念です。

ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-キッズリターン

この映画、私はダメでしたが、結構、感動される方、いらっしゃると思います。内容も、深い事を描いているし、良かったのだと思いますよ。何とも、私の脳に合わなかったので、良い感想があまり書けずにスミマセン。私はともかく、他の方には、大丈夫だと思いますよ。
ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ





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