「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーンPART2」を観てきました。辞めよう辞めようと思いながら、最後まで観てしまった私・・・。無駄な時間を費やしてしまった・・・。2012念の最後に観た映画がこれかと思うと、ちょっとガックリしています・・・。
ストーリーは、
最愛の人エドワード(ロバート・パティンソン)と結婚したベラ(クリステン・スチュワート)。その後ベラはレネズミを出産するが、彼女の幼なじみジェイコブ(テイラー・ロートナー)は、二人の娘こそがオオカミ族に伝わる運命の相手だと知る。一方、ヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ族は、レネズミが不滅の子というヴァンパイア族を滅亡させてしまう存在だと考えていて……。
というお話です。
いやぁ、とにかく酷かった・・・。せめて、最後くらい、キッチリした決を着けてくれると思っていたんですけど、おお~い!って感じの結末で、金返せ~って叫びたくなってしまった・・・。原作も、この映画の通りなのかしら。話の芯が決まってなくて、これが描きたいっていう信念みたいのが無いんですよね。二人の愛なら愛だけ、子供との愛ならそちらを中心に、ヴァンパイアの戦いを描きたいならそちらを中心に、結局、良いとこ取りして、まとまってないんですよね。

てか、最後の最後で(というか、最初から判ってたけど。)、最強のヴァンパイアはアリスだって事でしょ。誰が何をしようと、彼女には勝てないよね。だって、未来が読めるんだもん。それも確実に読んでいるんだから、手の打ちようが無いよね。それより、未来が読めるなら、最初から、危険を回避しておこうよ。何で、戦いになるまでほおっておくの?(笑)まぁ、色々な理由付けはあるんだろうけど、納得出来ませんでした。
ヴァンパイアが子供を作れるというのも、納得出来ません。ヴァンパイアは、身体の細胞が劣化しない、又は、細胞が固化しているかのどちらかだと思うんです。でなければ、長生き出来ないでしょ。それこそ、腐乱してしまう。劣化しないということなら、新しい細胞を作る必要も無いし、男性の精子も作られなくなるよね。それこそ、プラナリアのように、分裂して仲間を増やせば良い。だから子供が出来るなんてことは、ありえないのよね~。
なんか、トワイライトを観る度に、こんな文句を書き続けている私ですが、文句を言うなら観るなよって言われそうですよね。でもね、シリーズを観てきて、途中で辞めるって出来ないんですよ。辞めたくても、最後まで観ないとスッキリしないんです。ま、このトワイライトは、最後まで観ても、スッキリしなかったけどね。(笑)
この映画を観ると、邦画の「君に届け」とか、「今日、恋をはじめます」は、良く出来てるよなって思います。ちゃんと、起承転結があるでしょ。それに、心の動きも繊細で理解出来るものですよね。洋画のラブストーリーって、やっぱり大雑把なんだよな。心情が描ききれてないし、展開も練られてないから、最初の種が、最後のここに繋がるとか、トリックが一切無いんですよね。だから、面白くない。
ベラも美しいし、エドワードもアゴ出てるけどまあまあだし、ジェイコブは芸能人は歯が命っていうほど、真っ白な歯で、良い身体をしているし、俳優たちに文句は無いんですけどねぇ。娘も、結構、かわいい子で、ヴァンパイアと人間のハーフという感じが出ていました。良かったと思います。

この話を映画化するんだったら、日本の少女マンガ「闇のパープルアイ」を映画化した方が良かったんじゃないの?よっぽど、その血を守る為の戦いとかで、判りやすいし、面白いと思うけど。いくら海外でベストセラーでも、あの話じゃねぇ。
ツッコミたいところも、文句を言いたいところも、山ほどあるけど、もう疲れました。正月から、文句はイケません。何事も許しましょう。(笑)年末に観に行ってしまった、私が悪いんです。年末、押し迫ってなければ、もっと緩やかに観れたのかもしれないです。スミマセンでした。
私は、俳優さんたちのファンの方には、お薦めしても良いと思うけど、ストーリーなどをちゃんと観る方には、お薦め出来ません。話はメチャクチャで酷いです。大きな心で観に行ってくださいね。(笑)
ぜひ、楽しんできて下さい。
・トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2@ぴあ映画生活

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