今日から「ホビット 思いがけない冒険」 の公開だったので、観に行ってきました。
ストーリーは、
ホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から思わぬ旅の誘いを受ける。それは、ドラゴンに乗っ取られたドワーフの王国を奪取するというものだった。ドワーフの戦士トーリン(リチャード・アーミティッジ)が率いる13人のドワーフたちと、最初の目的地“はなれ山”を目指してワーグ、オークといった怪物や魔術師がひしめく荒野を進んでいくビルボ。そんな中、ゴブリンが巣食うトンネルに入っていった彼は、そこでゴラム(アンディ・サーキス)という醜悪な化け物と出会う。
というお話です。

なんか、ロード・オブ・ザ・リングの暗さが無くて、私は、とっても楽しめました。こちらのシリーズの方が好きみたい。目的が、ドワーフの王国を取り戻すってことで、ほとんどブレないから、安心して観ていられるんです。ロード~の時は、サウロンを筆頭に、色々倒さなきゃいけなかったし、アラゴルンの恋とか、指輪を捨てるだけのハズなのに、色々あったでしょ。でも、今回は、王国を取り戻す。その為に、くっついてくる諸々はあっても、それほど入れ込まないから、意識が反れなくて、楽しいんです。
一番良いなって思ったのは、ビルボ・バギンズ。彼は、とっても日本人的なんですよね。ホビット族って、日本人がモデルなんじゃないかしら。キレイ好きで、キチッとしていて、人に物を頼まれるとイヤといえないところが、とっても日本人的。そして、気持ちの伝え方が下手なところも、日本人に似ているでしょ。とっても仲間の事を思っているんだけど、言葉も上手くないし、コミュニケーションが下手なんですよ。だから、誤解されたりしてしまう。でも、本当は、すごく思っているんです。とっても日本人的。
そんなホビットを加えたドワーフ族は、日本人とは対照的に、野生的でガサツ、大陸の人間という感じなんです。大雑把で、あまり考えないで行動してしまう。まぁ、あまり考えすぎるのも、行動出来なくてダメだと思うけど、全く考えないで行動するのも、問題じゃないかな。まず、敵をリサーチしたり、作戦を練ったりするのって、必要じゃないの?もう少し、考えようね。(笑)
ま、でも、ツッコミどころが、またも満載でした。このセリフ、ロード~の時も言ったんだけど、鳥に乗れるんだったら、最初から鳥に乗って、目的地に行こうよ。どうして歩いていくの?フロド達も、必死で歩いて、サウロンの山に行ったけど、帰りは鳥に乗せてもらってたじゃん。最初から、鳥に乗せてもらおうよ。(笑)もー、笑っちゃうでしょ~。今回も、それらしき場面がありました。またも、ひとりツッコミを目一杯してしまった。
今回のドワーフ王国奪還は、裕福だったドワーフ王国がドラゴンに滅ぼされたところから始まります。そのドラゴンも、まだ、全貌が見えていなくて、ロード~とどうつながって来るのか解りません。でも、ドワーフ王国の場所が、サウロンの山にそっくりだったので、繋がっていると思うんだけどなぁ。
とにかく、3部作の導入部の1作目なので、観て、笑って、楽しんできて下さい。とっても笑えます。あまり詳しくは書けないんだけど、またゴラムと指輪が出てきます。この3部作で、ビルボがどうして指輪を持っていたのかが解明しますよ。何故か、笑ってしまうビルボとゴラムを楽しんできて下さいね。
そうそう、エルフの王妃も出てくるし、フロドも導入部分に、ちょっと出てきます。イライジャくん、やっぱりかわいいなぁ。最近、あまり出演作が無いので、寂しいです。また、出て欲しいな。
私は、超お薦め作品です。ロード・オブ~より、とても明るくて楽しい作品になっています。ぜひぜひ、観に行ってください。そうそう、私は、3Dで観ました。ピーター・ジャクソン監督の作品は、風景がとても美しく、映像として素晴らしいので、出来れば、3Dで観ることをお薦めいたします。飛び出したりするというより、風景の奥行きがとても美しいんです。向こうの方まで見渡している気持ちが、とっても気持ち良かったです。ぜひ、楽しんできてくださいね。
・ホビット 思いがけない冒険@ぴあ映画生活
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