【BOOK】「BILLY BAT/ビリー・バット」浦沢直樹作 一気読みしたら頭が痛くなってきた。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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今日も、休んでいたのですが、浦沢さんの「ビリー・バット」を読み始めてしまって、止まらなくなり、一気読みしてしまいました。まだ8巻までしか買っていなくて、まったく先が読めないんです。


ストーリーは、

第二次世界大戦も終わった1949年のアメリカ。ソヴィエト連邦との冷戦が始まり、「赤狩り」の嵐が吹き荒れていた。人気アメリカン・コミック「BILLY BAT」を執筆中の日系人漫画家ケヴィン・ヤマガタの仕事場に二人の刑事がやって来る。張り込みのための協力を断ろうとした矢先、刑事の一人がBILLYを日本で見た事があると言いだす。ケヴィンは真相を確認するべく、戦後の復興間もない日本へと渡る。

というのが、1巻かな。この後、まだまだ続きます。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ビリー


浦沢さんのマンガ大好きで、特に「モンスター」がイチオシなのですが、新作が出たとの事で、その時に出版されていたのを一気買いしました。だけど、読まないで置いてあったの。やっと読めました。


難しくて、頭が痛くなりました。すごい歴史の教科書のようで、聞いた事のある名前がたくさん出てくるんだけど、それが、良い人だったか悪い人だったか忘れてしまっていて、とにかく、流し読みしました。とりあえず、人物設定は解ったので、歴史上では、その人物がどう描かれているのかを調べて、その後、もう一度読もうと思っています。


ビリーバットという漫画のキャラクターなのですが、そいつが、神か悪魔か、漫画家に指示をして、漫画を”ヨハネの黙示録”のように描かせているんです。預言書ですね。漫画家は、酷い惨劇を見たくないので、歴史を変えようと思っているんだけど、どうしてもビリーバットの思い通りになってしまい、苦しむんです。どーも、江戸時代にやり取りされた巻物に秘密があるようで、政府機関は、それを探して漫画家を狙ったり、色々、戦いがあるんです。


これだけ説明しても、良く解らないでしょ。私も、まだ、良く理解出来ていません。このビリーバットというキャラクターが、何者で何の目的でそんなことをしているのか、ただの愉快犯(想像上のキャラなんだけどね。)なのか、まったく解らないんです。そう、北欧神話のロキのようなの。ただ、かき回して喜んでいる。


だけど、かき回される人間達は、大切な人を亡くしてしまったり、人生を狂わされたり、とっても大変。今後、話がどうなっていくのか、とても想像が出来ないんです。楽しみだけど、まず、先を読む前に、人物の総ざらえをしなくちゃ。


ゆきがめのシネマ。試写と劇場に行こっ!!-ビリー


フランシスコ・ザビエルから、ケネディ、白洲次郎、アインシュタイン、服部半蔵、織田信長などなど、トンでもない人物たちが、このビリーバットに左右されて、その運命を狂わされていたってことになってたりするので、今一度、その歴史上の人物が、どういう歴史を歩いたのか、調べてみないと、楽しめないんですよね。ある程度は知っていても、アインシュタインが日本に来た時に会った人とか、知らないじゃないですか。漫画一つ読むのも、楽ではありません。勉強しないと、理解出来ないもん。(笑)


歴史が、預言書どおりに動いているのなら、それはそれで仕方ないとは思うけど、何故、そんな預言書を作る必要があったのかということが知りたいですよね。だって、預言書があるって事は、誰かに未来を変えて欲しいからこそ、作っているとしか思えないでしょ。そうでなきゃ、人に伝える意味がないもん。ノストラダムスとか、色々話題になった本もあったけど、もしかしたら本当の預言書で、誰かが、未来を変えてくれたのかもしれない。どこか一つ変われば、世界なんて変わってしまうもんね。”風が吹けば桶屋が儲かる”じゃないけど、誰かが落ちていた10円を拾ったおかげで、地球は滅びなかったかも知れない。そう考えると、本当に、面白いよね。無数に未来はあるんですもん。


この漫画、いつ終るのか解らないけど、盛り上がってきて面白くなってきていると思います。何故、月にビリーバットの絵があるのかとか、これから解明されていくので、楽しみです。早く先が読みたいなぁ。でも、この漫画は、実写化は難しいでしょうね。だって、内容が本当に難しいもん。簡単にチャチャっと作れるようなもんじゃないので、漫画だけで楽しみたいです。


あ、でも、「モンスター」は、実写化、熱望しています。出来たら、ハリウッドがらみで、ドイツで撮影して欲しい。「少年は惨酷な弓を射る」の男の子にヨハンをやって欲しいなぁ。彼なら、完璧にやってくれそう。

楽しみです。明日は、映画の感想を書くので、待っていてくださいね。カメ



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