20th フランス映画祭 2012 無事終りました。ゲストの方々の印象や、総評などを書いてみますね。
去年は、震災もあり、ゲストが来るのか来ないのかっていう状況でしたが、今年は、監督、俳優の方々が、沢山来てくださいました。
オープニングの「最強のふたり」からは、お二人の監督。とっても明るい仲の良い二人で、ステキな映画を作ってくださいました。この映画は、9月公開予定。フランス興行成績No.1 で、世界中で高評価を得ているようです。フランス映画っぽくないという方もいらっしゃるようですが、フランスで大人気だったのだから、フランス人も、こういう明るい映画、好きなのでしょう。確かに、音楽もアメリカ系を使っていたり、話の切り替えがハリウッド映画っぽいかなとは思います。でも、面白いし、とても良い内容なので、素直に受け入れてあげることが良いのでは?
「わたしたちの宣戦布告」からは、監督主演のヴァレリーさんと脚本主演のジェレミーさんがいらっしゃいました。二人はパートナーで、お二人の身に起こったことを映画にしています。お二人のお子さんも出演していますよ。こちらも9月公開予定。これから子供を持つであろう人、既に子供を無事育て上げた人、すべてが考えさせられると思います。
「美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生」 からは、監督のフィリップと、撮られる方だった監督の足立さん。どちらも、男って感じで、力強いものを感じさせてくださるような方達でした。足立監督の作品をこれから探して観てみようと思っています。真実を知るためには、人から与えられる情報ではなく、自分で探していかなくてはね。この映画は今夏、アップリンクで公開予定です。
「アーネストとセレスティーヌ」からは、監督のバンジャマンさん。映画上映の前に、その場でササッと絵を描いて下さったのには、感動でした。ステキでしたよぉ。こんなパフォーマンスがあったら、また観たいな。
こういう絵を、何枚も次々に描いてくださいました。面白かったです。
「短編映画6作品:ラスト・ワゴン」から、監督のフェッドさん。フランス映画祭の短編作品って、毎年、良いものが来るんですよね。ショートショートシアターで、何度かやって欲しいくらいです。
「愛について、ある土曜日の面会室」はからは、監督のレア・フェネールさん。新人監督ながら、素晴らしい映画を持ってきてくださいました。フランス映画っぽく、自分で最後を考えるような終り方で、好き嫌いが分かれそうかな。今冬に公開予定です。
「スリープレス・ナイト」からは、主演のトメル・シスレーさん、監督のフレデリックさん、脚本のニコラさんがいらっしゃいました。みなさん、仲が良くて、とっても楽しそうでした。脚本のニコラさん、音楽室にかざってある作曲家の写真みたいでしょ。(笑)トメルさんと監督は、ステキなオジ様でした。
「そして友よ、静かに死ね」からは、若い頃の主人公を演じたディミトリ・ストロージュさん。イケメンでしたよ。でも、レイト上映だったので、Q&Aの時に、あまり写真が取れませんでした。サイン会での1枚です。
「リヴィッド」からは、監督のジュリアンさん。フランス映画祭のサイトに、Q&Aが載っているので読んでいただくと解ると思いますが、ジョン・カーペンター監督を尊敬しているとのことで、ハロウィンや遊星からの物体Xの流れを汲んでいるような、美しいアングルがこの映画でも多かったです。9月に公開予定なので、ホラー好きな方には、超お薦めよ。
最後に「ミステリーズ・オブ・リスボン」 の メルヴィル・プポーさん。本当にカッコ良くて、もう、メロメロでした。映画には、ほんの少ししか出演していないんだけど、いらしてくれて嬉しかったです。ステキなお顔をどうぞ。この映画も、今秋公開予定です。4時間半の大作なので、リラックス出来る格好で行ってくださいね。飛行機に乗るときの空気枕とかを持っていっても良いかも。
やっぱりカッコイイ~!!とってもステキな方でした。結構、お茶目なんですよ。サインを頂くときも、とても優しくて、感動でした。ゾッコンです。
ま、こんな感じで映画祭も終りました。来年こそ、パンフレットを作って欲しい~!そして時間割を、もう少し、なんとかして欲しい。サイン会に参加すると、次の映画に間に合わない状態だと、辛いです。何か良い考えは無いものか。出来たら、公開が決まっていない作品も呼んで欲しいな。
でも、毎年やってくださるだけでもありがたいです。スタッフの方達、本当にありがとう。