実は、ここ3ヶ月ぐらい、バタバタしていたのですが、先日、主人の父(私の義父)が亡くなりました。癌で、余命も聞いていたのですが、どんなに解っていても、割り切れるものではありませんね。
昨日、通夜で、今日、告別式でした。
とても潔癖な人で、布団も、畳のへりにまっすぐ合わせて敷かないと納得出来ない人で、家の管理から、ゴミの分別まで、全部、自分でやっていました。そんな訳で、義母は、まったく義父まかせ。義父の具合が悪くなった時に、初めてゴミの分別を知って、勉強し始めまたんですよ。本当に義母は、義父任せで、義父に頼りっきりの人なんです。だから、義父が亡くなり、あまりにも悲しんで、見ていて辛くなりました。
もう平均寿命と言われる年を越していたので、大往生ということで、それほど悲しむ必要は無いと言われたのですが、義母には、大切な自分の一部であった夫が居なくなるという事は、もう身を引き裂かれる程に寂しいことだったのだと思います。”お父さんが答えてくれない”って何度も泣いて、落ち着かせるのが大変でした。どんなに年齢が高くても、愛し合っていたのでしょう。本当に、二人で一つだったんです。こんなに深く繋がっている夫婦を身近で感じて、私も年を取っても、こんな風に支えあえるような夫婦になれたら良いなと感じました。
通夜、告別式とも、血の繋がった人間のみで密葬にしてくれと言われていたので、親族も夫婦で来るのではなく、血の繋がった人のみ来て、血の繋がらないのは、私だけ。一応、長男の嫁なので、雑用をしたり、義母の側についていることが役目でした。主人は男二人の兄弟なので、どーも、細かい事に気がつかないと言うか、段取りはスムーズに出来ても、義母さんの気持ちとかを汲んで、一緒についているとかが出来ないんですよね。もー、息子って・・・。
告別式が終って、実家に義母を送って、今回ばかりは、義母さんが寂しくないように、しばらく、実家で暮らせって言って、主人を実家に置いてきました。どちらにしろ、私も仕事で週の半分は一緒に居ないし、落ち着くまで、義母さんを見ていて欲しかったんです。主人の弟は、まだ独身なので実家に居るんで、二人で義母さんのサポートしてもらおうと思って。
人が死ぬということは、映画やドラマで観るほど簡単ではありません。本当に大変なことです。だから、簡単に人を殺めたり、事故を起こすような危険は辞めて欲しい。悲しむ人が沢山いるんです。
命ってたいせつなのだということを、改めて考えさせられた別れでした。そして、夫婦って、本当にステキなんだと思いました。私も、ステキな夫婦でありたいな。
ステキな夫婦のお話です。↓
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