「アンネの追憶」 知っている話だけに、本当の歴史はどうなのかということを知りたくなりました。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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今日は、「アンネの追憶」を観てきました。


ストーリーは、

ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を逃れるため、一家でアムステルダムの隠れ家に身を隠すことになったアンネ・フランク(ロザベル・ラウレンティ・セラーズ)。潜伏生活が2年ほど続いたある日、一家はゲシュタポに連行され強制収容所に送られてしまう。過酷を極める状況でも希望を失うことなく気丈に過ごしていたアンネは、偶然にも大親友のハネリ・ホスラー(スルディ・パンナ)と再会するが……。
というお話です。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-アンネ4

話としては、誰もが知っている「アンネの日記」が基になっているようですが、原作は「もうひとつの『アンネの日記』」というものだそうです。ですから、アンネの目で見たものとはちょっと違っていて、フィクション部分も随分あるようでした。

アンネの日記と言えば、ドイツによるユダヤ人の迫害の被害者で、アウシュビッツとかホロコーストとか、ナチス・ドイツによる悲惨な出来事を、彼女の目を通して描いているものですよね。今回も、もちろん同じで、アンネが両親と共に、屋根裏部屋に隠れて、ナチスに見つけられて連行され、アウシュビッツに収容されてという内容で、他のアンネの映画と同じ場所で泣かされるという、まぁ、お決まりなのですが、なんか、久しぶりにこの話を映画で観たので、色々と考えさせられてしまいました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-アンネ1


まず、本当にこれほどの酷い迫害があったのかどうか。どうしてユダヤ人がこれほどにナチス・ドイツに嫌われてしまったのかという事です。今のイスラエルのやり方を見ていても、とても強行で、人の話を聞かないという感じですよね。「ベニスの商人」でも、金に汚いユダヤ人として描かれていますが、自分の利益に対して貪欲なのではないかと思うんです。そういう所が、ドイツ人=美しいアーリア人の美徳とは相容れなかったのではないかと思います。日本人も、ドイツ人に近いと思うのですが、「武士は食わねど高楊枝」ということわざがあるように、自分の信念のようなものを大切にする人種で、利益の為なら何でもするような人種を見下げるという気持ちは解らないではないと思います。それが良い事とは言いませんが、あれほどの迫害を受けるならば、それなりの理由がユダヤ人にもあったのではないかと思うんです。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-アンネ2


そして、不思議なのは、ユダヤ人の迫害の話はたくさん出てくるのに、ドイツ側の話は、あまり出てこないし、話題にならないですよね。ドイツ側だって、色々な不幸はあったはずだし、たくさんの考え方があったと思うのだけれど、ユダヤ人を助ける人がいつも良い役で、ユダヤ人を退治するヒーローみたいな描き方は一切されないでしょ。話によると、本当は、アウシュビッツでの大量虐殺は無かったのではないかとか、色々あるのに、そういう事を話す事が法律で禁止されているとかなんとか・・・。民主主義の国といいながら、不思議ですよね。


日本でもそうですけど、どんな出来事も、大声で騒いだ人が正しくなってしまい、遠慮したり相手の事を思いやったりする人は、間違っているという判断をされてしまう。冷静に見ていれば、どう考えても、騒いでいる人がおかしいんだけど、結局、騒ぐ人のみ報道されて、正しい意見が通らなくなってしまうんです。報道も利益追求なので、真実を見る目をつけなければ、踊らされるだけのバカな国民と言われてしまいます。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-アンネ3

ユダヤ人も、あまり自分達は迫害された迫害されたって騒いで、自分達だけ良い人に見せようとするのは、そろそろ辞めた方が良いのではないでしょうか。だって、イスラエルを見ていても、やり方が汚いもん。段々と、ユダヤ人の本性が世界に知られてきてしまっているんじゃないですか?

確かに、迫害され、収容所で亡くなった方はたくさんいたのだろうし、辛い話だけど、あまりにも、ドイツ人は酷いのよって言い過ぎると、なんだか、疑いたくなってくる。戦争では、誰もが狂ってしまい、映画にも出てくる「道徳法則」という、人間の心の奥深くにある善悪を見分けるところが鈍くなってしまいます。ですから、いつまでも狂ってしまった時代の人々を攻めるのではなく、戦争を止めさせる為に、起こさないように、色々ユダヤ人の素晴らしい力を使って欲しいなって思いました。そろそろ、昔のことを引きずるのは辞めた方が良いのでは?

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-アンネ5

この映画、とっても暗いし辛いので、あまりお薦めは出来ませんが、歴史を勉強するつもりで行くには、まぁ良いのではないかと思います。虐殺場面などは無いので、子供でも大丈夫だと思いますよ。

全ての歴史が本当だとは思わないで、少し疑ってみることも、未来を考える為には必要なのではないかと考えさせられる映画でした。楽しんできて下さい。カメ


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