先日、「恋人たちのパレード」を観てきました。
ストーリーは、
1930年代のアメリカ、大学で獣医学を専攻していたジェイコブ(ロバート・パティンソン)は、卒業を控えたある日両親を交通事故で亡くしてしまい、途方に暮れる。あてもなくさまよう彼はふとしたきっかけで移動サーカス団の列車に飛び乗り、動物の世話係として働くことに。やがてジェイコブは、象の世話を通じて一座の花形で団長の妻マーリーナ(リース・ウィザースプーン)と心を通わせていくが……。
というお話です。
うう~ん。きっと、皆さん、ステキなラブストーリーですって感想を書いているんだろうなぁ。確かに、ラブストーリーなんだけど、私には、ある女性の夫の経営しているサーカスが傾きかけているところに、若い獣医が飛び込んできて、妻はここぞとばかりに未来のある若い男に乗り換えたとしか見えなかったんですけど、どうなんでしょうか。私の考え方がひねくれているのかな。
クリストフ・ヴァルツの演じているサーカスの団長経営者の側に立ってみれば、彼がやっていることは当たり前の事なんだけど、すごく悪役に描かれているんですよね。確かに、人を死なせたりするのはダメだと思うけど、あの時代なら、結構、あったことじゃないのかな。経営が苦しければ、余分な団員をクビにするのは当たり前だし、自分の妻にちょっかい出す若者を脅すのも当たり前だし、DVはダメだと思うけど、浮気しているようなら怒るのは当たり前じゃないの?動物に対しての摂関も、扱い方を知らなければ、してしまうかもしれない。ちゃんと、扱い方を教えてあげなくちゃね。だから、私から見ると、団長は、全然悪くないんです。普通の会社とかを経営しているおじさんと変わらないんです。
それに対して、妻のマーリーナは、どう見ても、若いジェイコブを誘っているような素振り、バリバリなんですよ。あんた、熟女の色気ムンムンにして近づくなよって思っちゃった。結構、年の差ありですよね、この二人。見ていて、ちょっと辛いものが在りました。まぁ、リーズ、美しいので良いけど、若い男の子たぶらかしている様にしか見えないよぉ。(笑)女って、恐ろしいです。
ジェイコブ役のロバート・パティンソン、トワイライトの時のように白塗りではないので、随分、普通で良かったですが、やっぱり、アゴが気になるなぁ。あと、髭が濃いのよねぇ。なぜ、海外で一番セクシーな男と呼ばれるのか解りませんが、何か、ツボがあるんだろうなぁ。私は、彼、ダメなんですが、お好きな方には、今回のロバート、カッコイイと思いますよ。
サーカスに出てくる動物たちは、良かったなぁ。よく調教されているようだし、象さん、超かわいかった。芸も上手かったし、おりこうさんでした。私も、像さん、乗ってみたいなぁ。タイに行ったとき、街中の道路で物を運んでいたのですが、さすがに仕事している象に乗せてとは言えないもんねぇ。
良い映画とは思いますが、映画館まで行かなくても、DVDで良いかも知れません。映画としては、まぁ、典型的な単館系の映画かな。ロバートのファンとか、リーズのファンでしたら、楽しめると思います。奥様に食べられちゃう若者という設定のストーリーを楽しみたい方には、お薦めですよ。(笑)楽しんでくださいね。
・恋人たちのパレード@ぴあ映画生活