先日、「SPEC スペック 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」の試写会に行ってきました。いやぁ、題名が長いなぁ、タイトルのトコに題名だけで一杯になっちゃったよ。(笑)
ストーリーは、
通常の捜査では解決できない特殊な事件を専門に扱う「警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係」通称「未詳(ミショウ)」の特別捜査官、当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)。型破りなためケンカの絶えない彼らのもとに、海上のクルーザーから大量のミイラ死体が発見されたという知らせが届く。やがて、それは国家を揺るがす大事件へと発展していく。というお話です。

これまでスペックを観てきた方、また、新たな展開に突入し、超面白いです。私、もう、釘付けでした。この”釘”も、重要な要素ですよ。とにかく、伏線が多いので、最初から気を抜かないで、細かく観ていってください。難しい方は、最初は、ストーリーを追って、2回目に細かいセリフや仕草を見て、3回目で、セリフのこだわりに気をつけて見てみると、毎回、新しい発見があると思いますよ。すごいこだわりがあります。

TBSの作品なのに、どうして出てくる人がフジテレビしか観ないって言うのよぉ。(笑)堤監督の作品を総称したような感じで、観ていて、”それ、トリックじゃんっ!”みたいな場面とか、”ケイゾク”っぽいねってところがあったりして、ファンにはたまらない出来栄えですよ。超笑えるけど、でも、謎の部分は、どこまでも深くて、長い内容です。

ファティマの第3の予言が、このスペック戦争を表しているという内容なのですが、どうなんですかね。ファティマの予言というのは、本当にヴァチカンが承認している予言で、ファティマという村の3人の子供が、突然現れたマリアに授けられた予言なのですが、第一は第一次世界大戦の終わり、第二は、第二次世界大戦の開戦、第3は、長い間、ヴァチカンによって封印されていましたが、2000年5月に封印を解き、1981年に法王が暗殺されることが予言されていたと明かしました。でも、この第3の予言に関しては、もっと長い予言だったという話もあり、真偽が明らかではありません。

ファティマの予言を、ヴァチカンは法王の暗殺と訳していますが、神の子が暗殺されるということであれば、第二のキリストが生まれていることになり、これが、スペックの次回作があるようなら、ミソになるのではないかなと思いました。そして世界の崩壊に続いていくのではないかなぁ。堤監督、どこまでも先を考えて作ってますね。(笑)そんなに伏線張らなくて良いのにぃ。でも、楽しいからスキ!
スペシャルのラストに、ミイラ化した遺体があったでしょ。あれから繋がっていくのですが、すごい展開になります。スペックホルダーと人間の戦争に突入するのかって話なのよ。新しいスペックホルダーも出てくるし、ザコキャラさんたちもちゃんと出てきますよ。面白いっす。
ネタバレ出来ないのが残念だわ。なんたって、課長(降格するけど。)の愛人の”みなみちゃん”が、次に続く鍵になるんじゃないかな。今回、出番はそれほど多くないけど、すごく重要な役だと思うんですよね。気になったのは、メーテル風の洋服を着ていたこと。宇宙に旅立つのかしら、鉄郎もどきと・・・。(笑)
書けば書くほど、どんどん書いちゃいそうだから、ここら辺で止めます。
私は、この映画、超お薦めしたいです。だって、面白いんですもん。もちろん、ギャグ満載で、それも面白いんだけど、ストーリーが深いんですよね。考えて観ていないと、重要なことを見落としてしまいそうです。これ、やっぱり、ドラマとスペシャルを観てから観た方が、深く楽しめると思いますよ。
ぜひぜひ、観に行ってください。
・劇場版 SPEC~天~@ぴあ映画生活

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