今日は、「青い塩」を観てきました。
ストーリーは、
殺伐とした裏社会から抜け出し、母の故郷でもある釜山でレストランを開き、平穏な日々を過ごそうと決意したドゥホン(ソン・ガンホ)。それをかなえるために料理教室に通うようになった彼は、そこでセビン(シン・セギョン)という少女と知り合う。次第に心を通わせるようになる二人だったが、セビンの正体は闇組織の一員で、ドゥホンの動向を調べるために接近したのだった。やがて、組織から彼女にドゥホン抹殺の指令が下されるが……。
というお話です。
韓国っぽい話で、極道から足を洗ったけど、どうしてもその過去が足を引っ張るという感じで、またもかわいい女の子が関わってくるんです。何度か観た事があるような韓国映画なのですが、やっぱりドキドキハラハラしてしまうんですよね。誰が敵なのかとか、いつ襲ってくるのかとか、解っていても、やっぱり、興奮するんですよねぇ。
でもね~、この映画、8割くらいまでは、ドキドキするし、面白いんだけど、最後の2割でアウトでした・・・。私、ここまで韓国映画の王道で来たなら、そのまま、突き進んで欲しかった。このラストは、納得出来なかったな。ネタバレになるから書けないけど、私は、もっと惨酷な話を期待していたので・・・。だって、題名が「青い塩」ですよ。塩!しょっぱいんだから、惨酷じゃなきゃねぇ・・・。
あいかわらず、ソン・ガンホさんは、オッサン役を好演で、オッサンの癖に、超モテるんですよね。まぁ、観ていてもカワイイおじ様だけどね。結構、私、ソン・ガンホさん、好きなんですよ。ああー、オッサン好きが出てしまう~。だって、すごくやさしいし、間抜けそうに見えるんだけど、鋭くて強くて、守ってくれそうなんですもん。ステキよねぇ。
セギョンさんは、最初、ちょっとキツそうな女だなぁって思ったけど、段々と可愛くなってきて、憎めない感じになるんですよ。とってもキュートで、これからどんどん出てくる人なんじゃないかなぁって思いました。ちょっと、ドラゴン・タトゥーの女のリスベットっぽいんです。韓国版、ドラゴン・タトゥーの女をやればいいのにな~。
そういえば、料理教室で二人は出会うんだけど、すごい料理教室なんですよ。一人に1匹、鯛が与えられて、それを、うろこを取るところからやるんです。すごいでしょ。私も、いくつか料理教室に行ってみたけど、魚を一匹、割り当てて、それをうろこを取るところから、捌いて、料理するところまでやるって、無かったなぁ。まして、鯛ですよ。凄いなぁ。今どき、日本の女性は、魚をおろせない人が多いというのに、韓国は素晴らしいなぁって思いました。ちなみに、私は、魚、おろせますよ。(笑)ガンガンです。やっぱり、美味しいものを食べたいと思ったら、大変なこともやらなくちゃね。気持ち悪いとか言っているようじゃ、まだまだです。韓国の女性、バンザイっ!!
この映画、お薦めして良いか、辞めた方が良いか、迷います。面白いんだけど、どうしても私は、ラストに納得出来ないんだよなぁ。事件もそのままになってしまっているし、もちろん、主人公たちの話は、決着がつきますが、主人公たちが振り回された、元の事件は、結局、解決がつかず、そのまま放置なんです~。だから、なんとも、後味がスッキリしないんです。まぁ、考えなければいいんだろうけどね・・・。
そんな映画なので、気になった方は、ぜひ観に行ってください。でも、惨酷な韓国映画に慣れている方は、ちょっとガックリするかも知れません。楽しんできてくださいね。
・青い塩@ぴあ映画生活
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