今日は、「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」を観てきました。この記念のライブビューイングは、六本木でしかやっていなくて、プレミア上映ということで3000円なのですが、その価値は充分にありました。
公演解説は、
「エビータ」のアンドリュー・ロイド・ウェバー作曲の人気ミュージカル上演25周年を記念して、2011年10月、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われる公演を映像化。ロマンチックな音楽に彩られた究極のラブストーリーを、記念公演のために用意された舞台セットや特殊効果など、絢爛豪華な演出で描く。
というものです。

ストーリーは、
19世紀中期のパリ、オペラ座。そこでは奇妙な事件が人々を恐れさせ、オペラ座の地下に住む“オペラ座の怪人(ラミン・カリムルー)”の仕業だとうわさされていた。そんな怪人は、コーラスガールのクリスティーヌ(シエラ・ボーゲス)に思いを寄せ、毎晩“音楽の天使”と称して彼女に歌の訓練をするようになる。しかし、クリスティーヌがラウル子爵と恋仲になり……。
というお話です。
このライブビューイング、全く知らなくて、ツイッターで教えていただいたのですが、観に行って良かった~!!本当に素晴らしいとは、このことを言うのでしょう。知っている内容でも、まったく新鮮に観れましたし、とにかく、音=声が素晴らしい!!この素晴らしさを表現するのに、言葉は無いです。観ないと損です。もう、良く知っている内容なのに、何故か、涙ボロボロでした。あまりの素晴らしさに感動したんです。
この話は、永遠のラブストーリーですよね。究極だと思います。だって、自分の理想に育て上げた女性を愛するのは当たり前だし、手放したく無いですよね。だけど、若い女性が年相応の男性に惹かれてしまうのも当たり前だし、相手の若い男性が、輝かしく魅力的な姿に見えるのも当たり前。もう、この結末は当たり前なんです。
でも、今、この究極が壊れつつありますよね。だって、年相応の男性より、年配の男性の方がモテてるじゃないですか。オペラ座の怪人を現代版でやると、クリスティーナは、ファントムに付いて行くんです。美術も音楽も建築も、すべてにおいて天才のファントム。姿は醜くても、素晴らしい才能を持っているとなると、将来困らないですもんね。若いだけで何も無いイケメンより、才能のある年配の男性の方が安定するし、心の平穏もあって、魅力的に見えてきているのだと思います。ああー、これも不況のせいなのかしら・・・。
ま、そんなことより、この舞台、素晴らしいです。オペラ座の怪人の舞台の後に、今までの公演の、歴代のファントムやクリスティーナが出てきて、ご挨拶をしてくださって、サラ・ブライトンのオペラ座の怪人も聞けるんですよ。素晴らしいでしょ。もう、生の舞台でないのに、鳥肌が立ちました。
この舞台、もし、生で観ていたら、もう、死んでもイイくらいの感動だったでしょうね。だって、舞台装置とかすごいもん。まして、あの声が生だったら、どんなに素晴らしいでしょう。思い出すだけでも、涙が出そうです。
今日観たところなのに、また観たくなります。なんなんでしょう。あの輝きだすシャンデリア、黄金に輝く舞台装飾、響いてくるオルガンの音。誰もが、忘れられない舞台になることでしょう。
ぜひ、お時間があったら、観に行ってください。超お薦めです。オペラ座の怪人を映画や舞台で観た事のある方、ぜひ、本場の舞台と音を聞いてきてください。3時間あるので(休憩はありません。)、体調を整えてね。
・オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン@ぴあ映画生活
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