今日は、映画を観に行かなかったので、ドラマについて書こうかな。
「家政婦のミタ」観ていますか?このドラマ、最初は、地味な話なのかな~って思って観始めたら、とんでもないっ!!ストーリーが謎のまま、手探りで進んで行く、今までに無い面白さで、見逃せなくなりました。
松嶋菜々子さん、なんか、一皮向けたような、すごい演技ですね。実は、映画「ゴースト」の時、松嶋さんのブリブリの役、辛いなって思ったんです。もう、キャンキャンした笑顔で売って行く役は辛いですよね。ま、無理してキャンキャンしている藤原紀香さんのような方もいらっしゃいますが、観ていて、こちらが辛くなってきます。もう、アラフォーなら、それなりの重さがあるようなタイプに変身しないと、どんなにエイジングしていても、無理ですよ。だから、今回の松嶋さん、素晴らしいと思いました。笑顔ではなく、能面顔で勝負しているでしょ。あれ、松嶋さんのような美しい顔で、まったく感情を殺している顔だからこそ、恐さと不安と迫力と哀しさが出るんですよね。いやぁ、本当に女優さんってすごいなって思いました。「やまとなでしこ」をやっていた松嶋さんとは思えないもん。
ストーリーも、面白いでね。誰が主役という訳ではなく、家族全体をフカンで見ていて、描いているから、ちょっと、普通のその辺のドラマと違うんです。普通のドラマがピッチャーとバッターばかりを映している”野球タイプ”としたら、この「家政婦のミタ」は、フィールド全体を観ている”サッカータイプ”なんですよ。面白いなぁって思いました。
過去が明かされた三田さんは、家政婦を辞めてしまいましたが、この後、ストーリー、どう展開するのかな。すごく楽しみです。それにしても、壮絶な人生ですよねぇ。私なら、弟を育てたのは母親なんだから、母親を殴っていると思うなぁ。誰が悪いって、三田の母親でしょ。そんなの許しちゃダメだよぉ。いやぁ、水曜日が楽しみです。
ところで、何故、ここで「ストロベリーナイト」が出てくるかというと、譽田さんの小説「ストロベリーナイト」が、来年1月から連続ドラマ化されるそうです。去年、スペシャルドラマでやったのですが、これ、連続でやった方が面白いよなって思っていたら、やっと連続ドラマになるとのこと。
そこで、「家政婦のミタ」と繋がるのですが、松嶋さんも、今までの殻を抜いで、新しいチャレンジをしているので、ぜひ、竹内さんも、その優しそうな雰囲気を壊して、「ストロベリーナイト」の姫川を演じて欲しいんです。彼女の役は、高校生の時に強姦に合い、明るくマジメに仕事をしているように見えて、奥底に怒りを溜め込んでいるという役なので、目が優しいと、姫川じゃないんですよね。どこか、男性を憎んでいるようなものが、目の奥に無いと嘘なんです。レイプという出来事がどれほど女性を傷つけてしまうのかという、深いものを描いているので、そこら辺を、いい加減にして欲しくないと思っています。連ドラ、楽しみです。

今期は、「家政婦のミタ」が一番好きですが、「謎解きはディナーの後で」も面白いですね。これは、時間が早いので、あまり観ることが出来ませんでしたが、たまに見れると面白くて好きです。他のドラマは、なんだかなぁ。「南極物語」も面白くなかったしね。だって、キムタクはキムタクのままなんだもん。もう少し、何とかならないんですかねぇ。キムタクのビジュアルは超好きなんだけど、演技されると、幻滅なんですよね。
そろそろ、観る映画も少なくなってきたので、読書をしようと思っています。今、準備してあるのが、「ジェノサイド」高野和明、「悼む人」天童荒太、「九月が永遠に続けば」沼田まほかる、「リミット」野沢尚、マンガで「海街ダイアリー」吉田秋生、などなどを読むように準備してあります。ま、準備と言っても、積んであるだけなんですけどね。(笑)全部読まなくちゃ。(笑)
明日こそ、映画を観に行きたいなぁ。
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