体調があまり良くなくて、家でDVD「スワロウテイル」を観ました。
ストーリーは、
娼婦だった母を亡くして知り合いをたらい回しにされた少女は、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦のグリコに引き取られた。グリコは歌手を夢見て“円都”にやって来た“円盗”で、2人の兄と生き別れになってからは娼婦を生業として生きてきた。グリコからアゲハという名前を貰った少女は、同じ“円盗”のフェイホンやランたちが経営するなんでも屋“青空”で働き始める…。
というお話です。

やっぱり、この映画、本当にイイなぁ。面白いです。アイデアも斬新だし、舞台も素晴らしい、映画の中に、きちんとその世界が存在しているんですよね。作った世界ではなく、そこに、イエンタウンが存在していて、グリコもアゲハもフェイフォンも、その中で活き活きと生きている。何度観ても、飽きないし、その度に感じる事が増えていくんです。
移民という人種が増えていけば、この映画と同じように治安が乱れ、貧富の差も大きくなって、夜は外など歩けないようになってしまうかもしれないし、子供も送り迎えしないと恐くて学校に通わせられないかもしれない。本当に、恐ろしいです。変な移民が増えてしまう前に、正規に外国人を受け入れて、同じように生活出来るように共存する基盤を作ってしまえば、社会が荒れることも無いのだから、こういう映画を見本に、色々考えて欲しいですね。
それにしても、たくさんの言語と不思議な言葉が混ざり合って、独特の世界を作りながらも、一切、不思議さを感じさせないって、すごいですよね。もー、日本の映画なのに、ワールドワイドになってるんだもん。その言語を操っている人間達も、世界人になっていて、違和感が無いの。
もう、この作品に関しては、文句の付けようが無くて、大好きっていうのが一番かな。大画面で観たかったな。この映画が公開された頃は、まだ、映画館にそんなに行くってしていなかったし、映画にもハマってなかったから、DVDで初めて観て、超感動したんです。この映画ほど、大画面で観たかったって思うのは無いですね。ブレードランナーも大画面で観たいけど、この映画の方が、もっと観たいかな。大画面で歌うグリコを観たいな。
そうそう、スナイパーのラン(渡部さん)のスピンオフを作って欲しいなぁ。相棒は山口智子さんだし、絶対面白いと思うんだけど・・・。小説では、続編だか、この前の話があるらしいんですけどね。すでに15年経っているから、15年後の彼らでも面白いんじゃないかな。
とにかく、この映画、観たこと無い方がいらしたら、ぜひ観てみてください。すごいです。端役でスゴイ人が出ていたりもしますよ。ああー、岩井監督、どうして新作作ってくれないのかな。プロデュースとか、短編とかはあるけど、こういう大きな作品は無いですよね。こういう作品、ぜひ、また観たいです。
そうそう、ブルーレイにならないかな。画像をキレイにして大きな画面で観たいなぁ。
一緒に、岩井監督の「ラブレター」「ピクニック」「リリィ・シュシュのすべて」もブルーレイ化して欲しいね。いつまでも楽しみたい作品です。
・スワロウテイル@ぴあ映画生活
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