先日、「セカンドバージン」を観てきました。
話題だったので、楽しみにしていたのですが・・・。
ストーリーは、
不倫の末にさまざまな試練を乗り越え、一緒に暮らし始めた中村るい(鈴木京香)と17歳年下の鈴木行(長谷川博己)だったが、ある日突然、行はるいの前から姿を消す。5年後、出張先のマレーシアで再会をするものの、行は彼女の目前で撃たれてしまう。やがて行の妻・万理江(深田恭子)もマレーシアへやって来て……。
というお話です。
TVドラマが面白かったとの触れ込みで、映画にいってみたのですが、ん・・・、酷かったな・・・。ドラマでは、若い男と年上の女と、若い男の妻の三角関係でドロドロだったのかしら。きっと、そのドロドロのドラマは面白かったんだと思うんだけど、今回は、そのドロドロ盛り上がった後の話で、既に盛り下がっているところから始まっていて、TVを観ていない私は、面白いところをまったく観ていないまま、盛り下がったところから観ているので、全然、のめり込めないんですよ。
いきなり、マレーシアの町中で拳銃で撃たれて、看病をしながら、過去を振り返るんです。だから、一応、ドラマでどういう内容だったのかは把握出来るのですが、濡れ場はほとんど無く、キレイに見せるだけなので、ぜーんぜん、その愛が深かったのかどうなのか判らないんです。年上の女が、狂ったように若い男に溺れていくとかなら、エグイ感じで表現してくれればいいのに、キレイなんだもん。そこに本当の愛はあったの?って感じに思えてしまう。
せっかく、テーマは面白いのに、全然、その面白さを上手く描けてないんですよね。こういう内容なら、ドロドロを楽しみに観に行っているのに、彼の妻は、既にサッパリしてしまっているし、るいは、看病している姿が母親状態で、もう、そこに愛が見えないんですよぉ。愛しているなら、スキンシップが必要でしょ、スキンシップがっ!!死にそうだって言っていて、意識取り戻したんだから、その次は、スキンシップでしょっ!!
なんか、観ていて冷たくなって、渇きました・・・。普通、恋愛映画で、まして、こういう内容なら、濡れるって感じでしょ。それが、渇くってなによっ!!もー、酷すぎるっ!!作っている人、全然、女性の望んでいること、解ってないんですね。どっちかって言うと、女性の方が、エッチでドロドロしているのが好きなんですよ。こういう映画を、男性の感覚で作らないで下さい。がっかりです。
それにしても、財務省上がりのIT証券の若手社長って、今どき、流行らないでしょ。まして、あの彼、弱そうで儲からなさそう。お金儲けする人って、もっとガツガツしてる感じでしょ。彼みたいな草食系じゃねぇ。成り上がる男って、一見草食系に見えても、中身は肉食で、年上より年下の女性を好むイメージがあるんだけど。結婚は、年上としても(もちろん、お金のため。)、年下の彼女が沢山いるとかね。
いやいや、ごめんなさい。褒めるところが出てこないんです。せっかくマレーシアに行って撮影したのに、ぜんぜんマレーシアの良さを映していないし、日本で撮っても良かったんじゃないの?北海道とか沖縄とかね。マレーシアの意味がぜんぜんありません。ああー、ダメだ・・・。褒められない・・・。
まず、基本が、鈴木京香さんと深田恭子さんを天秤にかけたら、どっちを取るかって言われて、深田さんって言う人が9割以上でしょ。鈴木さんも超お綺麗ですけど、40代女性と20代女性の顔ではなく、身体で考えたら、20代に決まってます。好みもあるだろーって言われても、それはねぇ。(笑)
この映画、スミマセンが、お薦め出来ません。もし、こういう系の映画を観るなら、「サヨナライツカ」のDVDを借りて家で観た方が良いと思います。もし、観に行く方がいらっしゃるようでしたら、期待しないで行ってください。そうすれば、ある程度、楽しめるかもしれません。
・セカンドバージン@ぴあ映画生活
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