今日は、やっと「ムカデ人間」を観に行くことが出来ました。
ストーリーは、
ヨーロッパを旅行中の2人のアメリカ人女性が車で移動中、ドイツの森の中で突然タイヤがパンクし、夜の闇の中で立ち往生してしまう。助けを求めた2人は、一軒の大邸宅にたどり着く。次の日、目覚めるとそこは地下に作られた病室のベッドの上。家の主である外科医は、恐るべき手術によって、患者を“結合”させようとしていた。“人間ムカデ”を創り上げるという生涯の夢を実現させようと企んでいたのだ。
というお話です。
観たかった「ムカデ人間」がやっと観れたわぁ~。もう、すっごい映画でした。とても真面目にやっている話です。決してコメディではありません。でもね、あまりの凄さに笑えるのぉ~!!
主人公の医者は、真剣にムカデ人間を作りたいと願っているんです。それは、ギャクじゃなくですよ。一度、犬で試していて、これは出来るなって確信したのか、今度は人間でやることにするんですね。でもね、このムカデ人間の原理、あまりにもお粗末なの。このお粗末さ加減が、超笑えて、それを真剣に手術しているところが、また、なんとも言えず、笑えるのよねぇ。
その手術をされてしまう人間は、あまりにも悲惨で、超可哀想だなって思いながらも笑ってしまう私は、Sなのだろうか・・・。キャーキャー騒いで逃げたりするんだけど、捕まっちゃうのよねぇ。アメリカ人女性2人と日本人男性1人が繋がれてしまうんだけど、どうしてそこでアジア人を一人混ぜるわけ?適合したとか言うけど、どう考えても、その3人の遺伝子、適合しないでしょ。どこら辺に適合する要素がある訳?そのチグハグさが、またも超笑えます。あ、この日本人は、日本語を話すので、この部分は字幕がありません。これ、日本人が観たほうが、この日本語が理解出来るので、どの国の人より一番笑えると思います。
ラストは衝撃的なんだけど、この後、どうなるんだろうと考えさせられる終わり方です。いや、どうやって決着を着けるのかと思いきや、驚きでした。あまりにもマニアックな映画だけど、良く出来ているなぁと思いました。最後まで、先が読めずに、ハラハラドキドキでしたもん。
このムカデ人間にされちゃう日本人の役をやったキタムラさんという俳優さんに、ぜひ、インタビューして貰いたいなぁ。どんな風にオファーされたんだろう。繋がれちゃう人をやってくださいって言われたのかなぁ。あまりにマニアックだし、どうしてここに日本人だったのか、ぜひ、知りたいです。面白かったなぁ。なんか、ドイツという場所柄、日本人を使うというところに、キッチリした人種のつながりみたいなものを感じて、とってもピッタリきたのは確かなんですよね。
もし、私がムカデ人間を作ろうとしたら、やっぱり女は後ろに繋ぐだろうなぁ。だって、キャーキャーうるさいんだもん。口を塞ぎたいと思う気持ちが良く分かります。特に、アメリカ人の若い女性は、うるさそうだもんね。かといって、大阪弁で脅しまくる日本人も、ちょっとイヤだったけど・・・。(笑)
この映画、ホラーやグロいような映画で笑える人には、ぜひ、お勧めしたいと思います。面白いです。これ、下手すると、またもリメイク作られるんじゃないかっていうような話だと思うなぁ。今は、レイトショーだけじゃなくて、昼もやっているので、ぜひ、行ってみて下さい。結構、込み合っていますよ。
・ムカデ人間@ぴあ映画生活
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