「孫文の義士団」 香港の歴史をエキサイティングなアクションで描く・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、「孫文の義士団」を観てきました。評判は良さそうなのに、レディースデーにも関わらず、人がまったく入っていませんでした。この邦題では、日本人は、あまり興味が持てないと思います。だって、孫文って言われても、有名な人とは知っていても、何をやった人か良く解んないし、義士団とか言われても、何をする団なんだか解らないですもん。原題は、「ボディーガード&アサシン」なんだから、いくら中国映画でも、漢字に拘らず、横文字にしちゃえば良かったのに・・・。普通、公開後の最初のレディースデーは、すごい混んでいるはずなのに・・・。残念です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-孫文4

ストーリーは、

1906年、辛亥革命前夜の香港、腐敗した清朝の打倒を目指す孫文が香港を訪れ、武装蜂起の密談に臨む情報を入手した活動家の陳少白は、同時に清朝政府が刺客を派遣したことも知る。少白は孫文を守るために護衛団の結成に奔走するが、集まったのは町の商人や物ごいに身を落とした武術家など、名もない民間人たちだった。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-孫文3

清朝時代の中国で、実際にあった孫文暗殺事件を基に作られたそうです。日本で言うと、徳川幕府を倒そうと坂本龍馬や勝海舟が立ち上がって、バタバタした雰囲気と同じですね。孫文って、日本に居たの?映画は、日本から香港に孫文が帰ってくるというニュースが入るところから始まるんです。だけど、あんまり知らないから、イマイチ、「孫文が帰ってくる!」って騒いでいる中国人達の気持ちが解りませんでした。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-孫文5

孫文が帰ってくるから、なんとか守らなくちゃっていう話なんですよ。民主化を望む人々が、必死で作戦を練って、孫文が、中国本土にいる革命家たちと打ち合わせが出来るように時間を作ろうとするんです。話を聞いていると、民主主義が良いのだって言っているように思えるんだけど、中国は、今でも民主化しないで共産主義でしょ。結局は、孫文も民主化出来なかったっていうことなのか、それとも、今の中国の共産主義でも、昔よりかは、民主化されているっていう事なのか、そこら辺がとっても曖昧で、なんともスッキリするものではありませんでした。

アクションは、凄いですよ。「十三人の刺客」の1時間の殺陣シーンには劣るけど、でも、1時間、孫文を守って戦う戦士たちは、カッコよかったです。一人、大男の弁慶のような人がいるんですけど、カッコよかったなぁ。鉄の扇子で戦う人も凄かったです。この1時間のシーンを観るだけでも、観る価値があるんじゃないかと思いますよ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-孫文2

一つ、ムカついたのは、孫文の身代わりを立てるんだけど、ハッキリ言って、殺される確立が高い”おとり”なんだから、身代わり作戦を思いついた人がやろうよ。人に押し付けないでさ。それに、若い子は、まだ先があるんだから、年寄りがやろうよ。何事も、先が短い年寄りが前に立って盾になるべきなんじゃないかしら。福島原発の事故でも、若い人は、これから子供も作らなきゃいけないんだから、もう子供を作る必要の無い年寄りが先に作業をしに行くのが当たり前じゃないかなぁ。これからの日本を背負ってくれる若い人を、出来るだけ守ってあげるのも、年配者の義務じゃないかと思います。だから、老人を助ける為に働きすぎて、過労死するなんてバカなことをさせないで下さい。お願いします。もっと、未来を見て欲しい。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-孫文1

この映画は、中国の歴史などに興味があるか、中国の歴史を知っているか、または、カンフーアクションのみを観に行くのか、どれかでないと、ちょっと、訳わかんなくなるかも。私、中国の歴史には、全くと言って良いほど興味が無いし、アクションだけ楽しむのも、ちょっと物足りないので、私には、あまり心に残る作品とは言えませんでした。でも、こういう作品が好きな方って、結構、居るんじゃないかしら。興味がある方は、行ってくださいね。カメ



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