今日は、「ザ・ライト~エクソシストの真実」を観てきました。
ストーリーは、
アメリカ人神学生マイケル(コリン・オドナヒュー)は、恩師の勧めでバチカンのエクソシスト養成講座を受け始める。やがて彼は、異端だが一流のエクソシストと称されるルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の悪魔ばらいを手伝うことに。ある少女の儀式に立ち会うも悪魔の存在を疑うマイケルだったが、そんな思いを完全に打ち砕くような出来事の数々に遭遇する。
というお話です。
エクソシストというと、あの首が180度回転するのとか、逆さまで階段下りるのとかが印象的で、エクソシスト=悪魔祓いの人っていう認識が薄かったのですが、今回の映画で、エクソシストとは、悪魔を祓ってくれる神父さんのことだということをキチンと認識しました。どーも、恐いゲロゲロのおねーさんのイメージが・・・。(笑)
主人公のマイケルは、神父の勉強をしたのに、神と悪魔の存在を信じられず、神父を辞めようとしているのですが、エクソシストの養成講座に行くように薦められてバチカンに行きます。なんだか、バチカンで養成講座をしているって、すごく不思議だけど、本当にあるんですね。これは、実際の話を元にしていて、現在、14人のエクソシストがいて、そのうちの1人が、このマイケル神父だそうです。もちろん、ルーカス神父もエクソシストとして、活動しているそうです。
実際に、映画の中では、悪魔に取り付かれた人が何人も出てくるのですが、相変わらず、声が低くなったりして、ガオガオ~みたいな感じで、悪態をついてきます。何を見てもそうだから、実際もそうなんでしょうね。名前を知られたら憑いていられなくなるって、陰陽師に出てくる妖怪達もそうだから、万国共通なんだなぁ。こればっかりは、宗教が違っても同じなんですね。
そういえば、バチカンがエクソシスト養成っていうことは、カトリック教会ではエクソシストを養成しているけど、プロテスタントでは、そういうこと無いのかな?ということは、悪魔祓いということ事態、プロテスタントではやらないのかな。イマイチ、カトリックとプロテスタントのそういう違いが解らない私・・・。だって、カトリックだと悪魔が憑くけど、プロテスタントだと、悪魔じゃなくて精神病ってこと?そうすると、この映画、結構、イイとこ突いてるんじゃないかなぁ。信じる者と信じない者で、解釈が違うっていう、ことでしょ。
神と悪魔を信じるのか信じないのか、それは、人それぞれですよね。でも、人間の心の中に、天使も悪魔もいるのだと、私は信じています。悪魔がいるからこそ、嫌がらせをしたり、人を妬んだり、暴力を振るったり、自分の思い通りに行かないと相手を攻撃するというのは、正に悪魔ですよね。その反面、人を助けたいとか、人を許すという心は、天使ですよね。誰もが、どちらの心も、持っていると思うし、私だってあります。人を傷つけてしまったり、その気が無くても相手に嫌な思いをさせてしまったり・・・。後から相手のことを思うと、私って悪魔だったなぁと思ったりして・・・。人間出来てくれば、天使に近い人間になれるのかしら。私は、まだまだ修行が足りんなぁ・・・。
この映画は、それほど宗教などを知らなくても、楽しめると思いますよ。専門用語も少ないし、とっても解りやすいと思います。出来るだけ深読みして観てもらえると、良いかなぁ。あの事故は、神の仕業か悪魔の仕業か・・・。マイケルをエクソシストにする為に起きた事なのか、阻止する為に起こしたことなのかなど、ちょっとした部分で、神と悪魔が戦っているような思わせぶりがあるので、それを楽しんでください。
グロいところはほとんど無くて(顔が恐いところはあるけど。)、ホラーというより、半ドキュメントっぽい感じで、ヒューマンと言っていいんじゃないかしら。結構、楽しめると思いますよ。ホラーじゃないけど、恐い映画がダメな人は、一応、辞めておいたほうが良いかも。
・ザ・ライト -エクソシストの真実- @ぴあ映画生活
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