先日、モニター試写で、「さや侍」を観てきました。
内容について、ブログなどに書き込まないようお願いされたので、今回、もやもや~っと書かせていただきます。(笑)でもー、ある程度、感想を出した方が、宣伝になるじゃんねー。松竹さん、良いにしてよ~。
ストーリーは、
とあることがきっかけで、自ら侍として戦うことを拒絶し、刀を捨てた野見勘十郎。そんな父を軽蔑し反発する娘たえ。二人は行くあてもない流浪の旅を続けていた。無断で脱藩した罪に問われていた勘十郎には懸賞金が掛けられていた。次第に追い詰められた勘十郎は遂に捕らわれるのだが、捕まった藩の殿様は相当な変わり者として世に名を馳せていた。殿様の眼前に連行された勘十郎は、“30日の業”に処されるが、それに成功すると無罪放免になると言う……。
というお話です。
今回は、前の2作とは違い、面白いけど、人間の心の深いところをしっとり描いています。ハッキリ言って、今、日本がこんなに痛めつけられている時、こういう、日本人の心を取り戻すという内容は、ぜひ、観るべき映画だなって思いました。
日本は、合理化が進んだり、お金優先になって、何をやるにも心が入っていないような状態だったけど、この震災で、やっぱり日本人の心が大切なのだと気が付きましたよね。日本は昔から、侍の心を深いところに持っていて、それが無くなっているように見えても、何かが起きると、侍の心が甦るんです。これからの日本は、”武士は食わねど高楊枝”というように、物は無くても、苦しくても、我慢しなければいけない時期が続くとは思いますが、一人ひとりが、志を失わなければ、必ず、侍として、国を立て直せます。そんな事を、この映画を観て感じました。
もちろん、超面白くて、笑える映画ですよ。だって、松本さんの映画ですもん。もー、殿様の息子じゃなくて、こっちが目一杯笑ってしまいましたよ。野見さん、深夜番組でも、独特の笑いを醸し出していましたが、今回も、その面白さ、爆発です。なんで、普通にしてんのに、キモイのかなぁ。もー、それだけで笑っちゃう!!
野見さんとは相反して、娘のたえちゃんは、超かわいくて、このキモイおっさんから、この可愛い娘は出来ないだろーって感じです。とっても賢くて、優しくて、まっすぐで、二人のアンバランスさが、とても良いです。ほらほら、あの「テルマエロマエ」みたいに、日本の温泉に、ルシウスがゆっくり浸かっているような、アンバランスなんだけど、でも、しっくりくるって感じかな。
とにかく、あんまり内容が書けないので、あの面白さと、じーんとくる感動を書けないのが残念だわ~!私は、見終わって、感動しました。マジで・・・。前の2作に比べて、本当に解りやすく、伝わりやすいと思います。これは、誰が観ても、感動出来るんじゃないかなぁ。日本人には、特に、心に響くと思います。
みんなで頑張りましょう。大丈夫、そんなに無理する必要はありません。一つ一つ、コツコツ、ぼちぼちやっていけば良いんです。頑張ろうって言い過ぎるのも、結構、プレッシャーになるんで、時間が掛かるかも知れないけど、ぼちぼちやっていけば、必ず、前と同じように、いえ、前より良い日本になります。これだけ、日本人が一つになっているんだもん。

みなさん、今、出来る事は、お金を使うことですよ。寄付することだけじゃなくて、たくさんお金を使って、経済を復興すれば、おのずと、街は立ち直ります。自粛じゃなくて、どんどん映画を観たり、遊びに行ったり、国産の物を買って、被災者の方にも、仕事を作ってあげないとね。
なんだか、この「さや侍」を観て、日本人とは、侍とは、ということを考えさせられました。誰もがサムライです。サムライの心を、もう一度、思い起こし、出来る事をやりましょう。
・さや侍@ぴあ映画生活
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