「森崎書店の日々」 古本に囲まれて、やわらかい時間が流れる・・・。 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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先日、「森崎書店の日々」を観てきました。横浜のジャック&ベティで観たのですが、混んでましたよ~。公開されてから、随分経つのに、驚きです。


ストーリーは、

交際中である同僚の英明(松尾敏伸)からほかの女性と結婚すると言われ、会社を辞めた貴子(菊池亜希子)は、叔父のサトル(内藤剛志)が経営する神保町の古書店に住まわせてもらうことに。小説に興味のなかった貴子だが次第に本の世界に引き込まれていく。そんな中、偶然かつての恋人、英明の姿を見かけて……。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-森崎1

失恋の痛手から立ち直れない貴子が立ち直るまでの話なのですが、ストーリーは、特に何か大きな出来事が起きる訳でもなく、新しい何かが始まる訳でもないので、アクションやサスペンスが好きな方にはちょっと不向きかも。でも、私は、この映画、好きです。読書が趣味の方は解ると思うのですが、本の横で本を読みながら、時が経つのも忘れて没頭する。ふと気が付くと、夜が更けているという感じの映画です。読書で味わえる雰囲気が、何故か映画で味わえるのです。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-森崎3

ダークブラウンの本棚にたくさんの古い本が詰まっていて、カビ臭い感じ。とても伝わってきます。神保町の古本屋の雰囲気も良く出していると思いました。独特ですよね。あの街は、新宿とか渋谷とは時間の進み方が違うんです。歩いている人もセカセカしてないし、本屋以外のお店も、ゆったり時間が流れていそうです。そんな街の空気に、落ち込んで先に進めなくなった貴子が、羽根を休めに来たという感じですね。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-森崎5

この街に住んでいるサトルさんや他の人達、彼らは、この街に来る疲れた人達を温かく迎えて、リラックスさせてくれるんです。まるで精神のリハビリテーションに来た人を介護するように・・・。そして、リハビリを終えた人は、旅立っていきます。人が再生出来る街、それが神保町なんです。ステキでしょ。


映画も好きで、本も好きな方には、すごく理解出来る映画ではないかと思います。ちょっとカビ臭い匂いがする本棚の横で、ゆったりした時間を過ごしながら本を読むって、なんて贅沢なんでしょうか。そんな雰囲気の映画です。本を読んでいる時の、あの独特な時間は、読書が趣味では無い方には理解が出来ないかも知れません。ですから、この映画も、合う方と合わない方、二通りに分かれるでしょうね。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-森崎2

私は、映画も読書も好きなので、この映画、とてもハマりました。こういうゆったりとした時間を描いている映画、好きだなぁ。私は、古本って、人が持っていた本って、ちょっと恐い気がして、あまり買えなかったのですが、この映画を観て、他の人の書き込みとか挟んでおいたものが、自分に新しい物を運んできてくれるっていうのを観て、古本も良いかもって思いました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-森崎4

もう、上映が終わってしまっているところが多いので、DVDが出たら、ぜひ観てみてください。お勧めします。どっちかって言うと、DVDを部屋でゆったりしながら観た方が、この映画の良さが伝わるかも知れません。本

お勧めしますよ~!!カメ




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