先日、「チェブラーシカ/くまのがっこう ジャッキーとケイティ」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
オレンジの木箱に入っていたのは、茶色くて、耳が大きくて、尻尾は短い不思議ないきもの。倒れてばかりなので、“チェブラーシカ(バッタリ倒れ屋さん)”と名付けられる。チェブラーシカはひとりぼっちのワニ、ゲーナと友達になり…。(「チェブラーシカ」)
山の上の寄宿舎で暮らす12匹のくまのこたち。一番最後の12番目が、たったひとりの女の子ジャッキー。体の弱いお友達のケイティに元気になってもらうため、ジャッキーとお兄ちゃんの大冒険が始まる!(「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」)
というお話です。
子供向けの映画だと思いますが、大人が観ても、とっても気持ちがやさしくなる作品で、しあわせになります。だって、超かわいいんですよ。もー、観ていて、ギュ~ってしたくなるくらいです。
”チェブラーシカ”は、ワニさんのお友達になって、ワニのゲーナの家で一緒に暮らし始めます。で、寂しい人ばかりだった町が、だんだんと暖かくなっていくお話なんですが、チェブラーシカが本当に愛らしいんです。
ワニのゲーナって、何して働いているのかと思ったら、動物園に行って、”ワニ”をやっているんです。これ、面白いですよね。街中に暮らしていて、通勤して、動物園でオリの舞台に上がる。そのワニを人間が見に来るって、街中をワニが歩いているのに、どうしてわざわざ動物園で見るの?同じように、ライオンさんもキリンさんもクマさんも、みんな、町に住んでるのに、どうして?マジ、笑いました。面白いよね。
これ、ロシアのアニメでしょ。日本と、常識というか、ちょっと違うんです。面白かったのは、意地悪をするために、チェブラーシカとかが働いているところにスイカの皮を投げ入れるんです。どうしてスイカ?と思ったら、スイカの皮でみんな滑ってるの。日本だったら、バナナの皮を投げるよね。ロシアって、バナナ無いのかな?なんだか、面白いでしょ。観ていると、もっと違うところが出てくると思いますよ。
”くまのがっこう”は、くまの兄弟がとってもやさしいの。12人兄弟の末っ子だけ女の子で、他は男の子ばかり。だから、お兄ちゃんたちがすごく優しいんです。いつもは、”女の子ってうるさいなぁ”みたいに思っている風に見えるんだけど、妹が困ったり、危なくなりそうな時は、ちゃんと後ろから付いていって助けるんです。もー、やさしいなぁ。わがまま一杯、自由に出て行っちゃう、めちゃくちゃな妹だけど、でも可愛くてほっておけないという感じが、とても良く出ていました。
ケイティというお友達のお父さんが出てくるのですが、すごい技術を持っていて、ヘリウムガスで飛ぶ自転車を持っていたり、カッコイイの。声をココリコの田中さんがやっていて、ステキなお父さんんって感じですよ。私は結構、気に入りました。
ちょっと不思議だったのは、くまなら、縫い目はいらないんじゃないの?なんだか、縫い目がきになっちゃって、それ、要らないじゃんって突っ込んでしまいました。だって、子供が観たら、くまって縫い目があるって思っちゃうかもしれないよ。パパママさん、ちゃんと教えてあげてくださいね。あれはぬいぐるみのクマだって。
私は、この映画、子供と行くのに、最良だと思います。冬休みに親子で楽しめるんじゃないかなぁ。こういう映画を観て、どうしてスイカの皮を投げるの?とか、縫い目があるの?とか、ワニが2本足で歩くの?とか、たくさんたくさん質問して答えてあげると、とっても想像力が付くし、発想が豊かになると思いますよ。
ぜひ、お奨めします。
・チェブラーシカ@ぴあ映画生活
・くまのがっこう ~ジャッキーとケイティ~@ぴあ映画生活
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