先日、「100歳の少年と12通の手紙」 を観てきました。
ストーリーは、
10歳の好奇心旺盛な少年オスカー(アミール)は、白血病を患い小児病棟に入院していた。彼は自分の病気について口を濁す両親や医師にいら立ち、特別扱いをされることにも飽き飽きしていた。そんなある日、オスカーは病院に宅配ピザの配達に来ていたローズ(ミシェル・ラロック)と廊下でぶつかり、彼に悪態をつく彼女をひと目で気に入る。
というお話です。
白血病の少年のお涙頂戴映画かと思いきや、活き活きと精一杯生きて、逝ってしまうという映画です。だから、泣けるけど、終わった後に、とっても幸せな気持ちになる映画です。この少年の優しさに、癒されて、救われる映画なんです。
最初は、ひねくれていて、ちょっと自縛放棄状態なんだけど、ピザ屋のローズと知りあって、可愛そうな少年としてガラスのように扱われるのではなく、普通の男の子として扱われて、心を開いていきます。ローズとの関わりで、自分が少ししか生きられないのではなく、1日に10歳も年を取るなら、人より長く生きて、死を迎えることになるのだと考え方を切り替えて、人生を謳歌するんです。ステキでしょ。
10歳づつ年を取ると、明日は少年、明後日は青年というように、見た目は変わらなくても、精神的にどんどん成長していきます。だからちゃんと、人の事も思いやれるようになるんです。たった10歳の少年なのに、表情がどんどん安定しているような顔になって、すごいなぁって思いました。
この映画、ストーリーとしては、それほど山があるわけではないのですが、人と人との関わりとか、心の動きなどがとても良く表現されていて、やっぱり泣いてしまいました。お涙頂戴映画じゃないんだけど、幸せや優しさに涙が出るんです。じわ~っと、涙が伝いました。
こういう映画、大人が観るのも良いけど、子供に観せても良いんじゃないかなぁ。難しいかも知れないけど、10歳くらいの子供なら解ると思うんです。自分と同じくらいの子供が、こんな出来事を受け止めて、大人になっていく姿を観ると、なんとなく感動したりするんじゃないかな。色々勉強になると思うんですよね。
私は、超お奨めしたい映画です。ネタバレになっちゃうので、この映画は、あまり感想が書けないけど、でも、観てソンは絶対にないと思いますよ。お時間があったら、ぜひ行って観てくださいね。
・100歳の少年と12通の手紙@ぴあ映画生活
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