先日、「エクリプス/トワイライト・サーガ」を観てきました。
ストーリーは、
人間のベラ(クリステン・スチュワート)とバンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)は、苦難を乗り越え再び結ばれる。だが、エドワードに恋人を殺されたバンパイアのヴィクトリアは、執拗(しつよう)にベラの命を狙っていた。そこでエドワードは恋敵でもあり、宿敵でもあるオオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)と協力することに。
というお話です。

1作目からずっと観ていますが、マジにレベルが低い少女マンガもどきですね。海外では人気かも知れないけど、日本の少女マンガのレベルがとても高いので、このストーリーだと、ちゃちに見えるんですよ。
私、トワイライトシリーズを観て&読んで、改めて、日本の少女マンガのレベルの高さに感激しました。(何故か映画に感動せずに、マンガに感動って・・・。) だって、"君に届け"や"ナナ"の人物の精神面の描き方なんて、ホント、繊細ですよね。ラブストーリーって言ったって、多種多様でお決まりの三角関係だけじゃないもん。まして、ドラキュラや狼男ネタを絡ませるなら、すごい話を作ってくれると思います。そもそも、日本人って、人種的にオタク系だと思うんです。一つの事をとことん突き詰めて考えるでしょ。だから、ラブストーリーだって、すごい深い話が描けるんです。オタク、ばんざいっ!!

話がそれましたが、とにかく、バンパイアの設定が陳腐です。前のトワイライトの時も書いたけど、どうして太陽の光に当たっても大丈夫なわけ?バンパイアというのは、神に背いた存在で光=神の力に当たると溶けるというのが定説です。その神に背いたという設定を壊すのなら、科学的にどうして死なないのか証明しないとおかしいでしょ。現代の話なんだから、科学的な証明をしましょうよ。ヴォルトーリ族が強いという理由なども、キチンと説明しないと、ただ太古の一族だからというだけでは、観ている人は納得しないのでは?
バンパイアが不死身なら、狼男も不死身でないとねぇ。バンパイアとウルフマンとフランケンシュタインは、対みたいなものだから、その三種の神器ならぬ人器は、存在している意味があるハズでしょ。そこら辺を適当にしちゃうと、くだらないラブコメディで終わってしまいます。ここまで盛り上げたんだから、原作がどうであれ、ちゃんと決着を付けてくれないと観ている方は溜まったもんじゃありません。

私が観に行った時、スクリーンはとても空いていました。やはり、子供の頃からレベルの高い少女マンガを読んでいるので、若い子は、ほとんど来ないのかも知れません。海外では人気なのでしょうが、あのエドワードも、日本ではイケメンの部類には入れられないと思いますよ。どう見ても、色が白いだけのキモイストーカーとしか見えないんですもん。ジェイコブは、まだ、明るい感じでイケメンだと思いますが・・・。そういえば、バンパイアのカレン家のジャスパーは、イケメンですね。エクリプスでは彼の過去が明かされて、とても興味を惹かれました。
文句ばかり書きましたが、とりあえず、あと1作、結末までは観たいと思っています。ここまで観たのに、最後を観ない訳にはいかないので・・・。

この映画は、古い日本の恋愛ドラマっぽいので、韓国ドラマや映画にハマっている方には、お奨めして良いと思います。若い人には、ちょっと、笑われてしまいそうな内容なので、あまりお奨め出来ないかな。”ベラって子、ウザい!”って言われそうだもん。ま、気が向いたら、観に行ってみてくださいね。
・エクリプス/トワイライト・サーガ@ぴあ映画生活
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