先日、「クレイジーズ」 の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
細菌兵器を乗せた軍用機が、ある小さな町の川に墜落した。漏れ出したウィルスにより水を飲んだ人々は次々と凶暴化、平和な町はパニックに陥る。軍は事件を秘密裏に処理するため、住民を隔離し始める。保安官デヴィッドの妻も感染者とみなされ隔離されてしまった。彼は妻を助け出し、同僚のラッセルと共に町を離れようと決意する。潜伏期間は48時間。元は友人なのに凶暴化して襲いかかってくる感染者、大量の武器で町全体の焼却を迫る軍隊。果たして彼らは、この“狙われた町”から脱出できるのか…?
というお話です。

ロメロが「ゾンビ」を作る前に、ザ・クレイジーズという作品を作っていて、それを基に(リメイクとは書いてないけど・・・。)作ったそうです。
こういう感染もの、相変わらずのB級感バリバリで、笑ってしまいました。飛行機が落ちて、ウィルスが入った水を飲んだっていうんだけど、ペットボトルに入った水って加工する訳でしょ。落ちて直ぐじゃ、まだ落ちる前の水が販売されてるんじゃないかな?それに、水でウィルスが媒介するはずなのに、何故か途中で空気感染するって言ってるし、統一感がまったく無いのよ~。笑っちゃうでしょ。
でね、私、ゾンビになるのかと思っていたら、人間が凶暴化するウィルスだそうで、見た目は血管が浮き出て怖いけど、人間のままらしいんですよ。だから、ちゃんと死ぬのよ。ちょっと安心ですね・・・。何が安心なんだか・・・。(笑)
来る来るって思うところで来てくれるし、それはダメだよ~っていうことをやってくれるし、あまりに想像通りの行動をしてくれて、観ていて疲れないっていうか、途中、寝ていても解かるって感じですね。どうして、こういう感染映画は、このパターンなんだろう。たまには変えてくれないかなぁ。
ゾンビ映画だと、ゾンビのアホさかげんに笑えるんだけど、今回は、人間のままで、意識もあるので、ちょっとイヤですね。だって、感染して狂っているといいながら、恨みとかを覚えているし、何故か、仲間意識があったりして、変でしょ。普通、凶暴化したら、仲間といえども殺しあったりするし、恨みといいながら、全てに憎しみが出てしまうはずだから、その人だけを狙うとかって、ありえないと思うんだけど・・・。普通、皆殺しになりますよね。なんだか、ツッコミどころ満載なんです。
あまりお奨めは出来ないけど、ロメロのゾンビ映画が好きな方は、一応、ロメロ作品の系列ということで、抑えておいても良いかと思われます。この映画、観てみて、上映館少ないの、分りました。確かに、全国公開する作品ではないですよね。B級です。でも、B級で笑える方は、良いかもね。私も、途中、何度か笑ってしまいましたよ。恐怖映画は、笑うに限りますね。
P.S : エンディングの後に、結末が描かれています。最後まで観てくださいね。ゾンビ映画を良く観ている方には、この結末、”やっぱりね~!”と思います。パターンかな。
・クレイジーズ@ぴあ映画生活
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