昨日、「桜田門外ノ変」 を観てきました。
ストーリーは、
安政7年(1860年)、尊王攘夷を唱えた水戸藩藩主・徳川斉昭は、開国派の幕府大老・井伊直弼より永蟄居を命じられていた。事態を憂慮した水戸藩士有志は、脱藩して井伊直弼を討つ盟約を結ぶ。そして安政7年3月3日、関鉄之介ら水戸脱藩士17名と、薩摩藩士1名が実行部隊となり、桜田門前にて井伊直弼を襲撃、首を討ち取った。その後、薩摩藩が京都にて挙兵し、朝廷を幕府軍から守る手はずになっていたため、関らは京都へ向かうが…。
というお話です。
すみません。私、あまりにも面白くなくて、途中、寝てしまいました。とにかく、構成が悪いですよね。だって、始まったと思ったら、いきなり6年前とか2年前とかの昔に戻ったり、目まぐるしく時間が移動するけど、説明が足りていない。ただ、アナウンスで、誰が死んだとか、何が起こったとか・・・。NHKの歴史絵巻とかじゃないんだから、映画としての制作をして欲しかった・・・。大体、この時代は、龍馬とか西郷さんがメインで、井伊を殺した水戸藩とかって、あんまり興味が無かったし、この映画で観ていても、井伊を殺して、日本が良い方に向かったかというと、まったく変わっていないように見えるんですよ。

歴史物って、描く方向によって、全然違う観方になるので、驚きます。井伊側から見ると、これから日本が開国して、良い方向に行く為の舵を取るつもりだったのに、殺されて無念だった。井伊が生きていれば、もっと良い日本になったはずだっていう話になったのでしょう。でも、今回は、簡単に開国しちゃった極悪人でしょ。まったく反対だもん。面白いなぁ。
そうそう、腹立ったのは、主役の関(大沢さん)が、妻と子供がいるのに、これから死にに行くというところで、愛人のところでまず一発って、どーよっ!!あんた、どーいう男なのよっ!!普通、最後に奥さんに別れを言って出て行くんじゃないの?あと、関の行く先を聞くために、愛人を拷問するんだけど、その場面、ただ、エロい場面が欲しかったからつけたんでしょ。だって、その場面、まったく要らないもん。そこを減らせば、2時間で納まったでしょ。時間とフィルムの無駄です。もう一つ、妻だ子供だって言ってたくせに、籍を入れてなかったから、それほど問題なかったみたいなセリフがあって、”はぁ~?じゃ、どちらも愛人かいっ!!”って思ったのは、私だけだったのだろうか。

あまりに面白くなくて、そんなとこばかりにツッコミを入れていた私でした。それに、ハセキョーとか清史郎くんが出てるというので、楽しみにいったのですが、ほんのちょっとしか出ておらず、あの宣伝はなんだったんだと笑ってしまいました。
事務所の社長と行ったのですが、おっさんは楽しめたようで、寝なかったと言っておりました。でも、拷問場面は、やっぱりエロ場面を入れるための、無理無理な話だったねって意見が合いました。
とりあえず、歴史が好きな方は、行ってみたらいかがでしょうか。私は、どーも、感情移入出来なかったので、お勧めとは言えません。途中、寝ちゃったし・・・。(笑)
・桜田門外ノ変@ぴあ映画生活
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