【F映画祭】「禁じられた果実」 宗教上の制約に絡まれ身動きが出来ない少女たち | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
スミマセンが、ペタの受付を一時中断しています。ごめんなさい。

3作目は、「禁じられた果実」 を観ました。


ストーリーは、

戒律の厳しいキリスト教原理主義の村に暮らす18歳のラーケルとマリア。マリアは結婚を前に普通の10代らしい生活への憧れと好奇心からヘルシンキへと向かう。一方、ラーケルは親族や司祭たちからマリアを誘惑から守るよう命じられ、後を追うようにヘルシンキに辿りつく。神の名の下に質素で厳格な環境で暮らしていた青春期の少女たちにとって、大都会で目にするもの、体験するものは、どれもが刺激的でまぶしい輝きを放っていた。メイク、キス、飲酒、夜遊び、異性との出会い……禁忌とされる危うい誘惑の数々を前に、やがてふたりはそれぞれに信仰心と真正面から向き合うことになる。信仰と欲望の狭間で葛藤するふたりの少女の心情をリアルに描き出した意欲作。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-果実4

宗教上の制約が多いキリスト教原理主義の家に生まれて、いままで、制約について何の疑問も抱いていなかった少女が、外の世界を観て、どんどん変わって行ってしまう姿を描いています。

ちょっと宗教色が強くて、私は、なんでダメなのって、反発してしまうような内容だったのですが、そういう制約なんだから仕方ないのかな。でも、納得出来なかったです。化粧もキスも酒もダメって、なんなのよっ!!結婚したらしてもいいって、それ、どういうことっ!!あんた達、おかしいよっ!!って、映画に突っ込みを入れていた私でした。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-果実2

日本という国は、国教会というものもないし、宗教というものに、あまり深く関わっている国ではないので、この映画の深いところは、解り難いかも知れません。だって、この宗教から行くと、日本人がやっていることなんて、ぜーんぶ地獄に落ちるような事だよ。特に、酒がダメって言われたら、私、死にます・・・。(笑)


とにかく、制約を少しでも破ってしまったら、波紋だとかなんとかで、長老とかが何人も集まってくるんですよ。じじぃ~!なんか文句あんのかよっ!!って感じかな。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-果実3

ああー、主人公の女の子とか、欲望を抑えて抑えてという演技が上手くて、良かったのですが、いかんせん、内容にというか、その宗教に怒りを覚えてしまいました。そうそう、イライラしたのは、主人公のラーケルを悪の道に引っ張るマリアという女の子の行動に対してが一番だったかも。だって、自分が酒飲みたいとか、やりたいとか積極的にやってたくせに、いざベッドインしてみると、”悪魔が入ってきた”とか言っちゃって、パニックになり、教会に戻って、直ぐに信者と結婚するって、どーいう事よっ!!こういう女って、よくいますよね。調子良い事言って、人に色々やらせといて、結局、友達を裏切って落ち着くところに落ち着いちゃうやつ。裏切るって、嫌な奴だよなぁ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-果実5

私が笑ってしまったのは、宗教的に婚前交渉は禁止されているのですが、ラーケルが信者である彼氏とそういう行為に及ぼうとしていたら、いきなり男が、”だめだっ!!”とか言って、後ろを向いて、マスター○ーションするんですよ。噴出してしまいました。(笑)もー、そこまでやっておいて、それはナンなのよっ!!幾らなんでも、女性に失礼でしょ。もし、その場にキリストがいたら、「あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身がわずらうであろう。」って言ったんじゃないかな。(笑)まったく、こういう宗教って、解釈が極端すぎるよね。


ま、そんな訳で、私は、ちょっとムカついてしまったところが多々ありましたが、内容的には、良く出来ていたと思います。日本公開、あるかなぁ・・・。もし、観る機会があったら、宗教の制約について、考えてきてください。カメ


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-果実1


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