「小さな村の小さなダンサー」 すっごく良い作品なんだけど、邦題が地味だよね~ | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、「小さな村の小さなダンサー」の試写会に行ってきました。宝石白


ストーリーは、

中国の小さな村で、貧しいけれども両親の愛を受けて幸せに暮らしていた11歳のリー少年。毛沢東文化政策による英才教育で、突然北京舞踏学校の研修生に選ばれ、心からバレエを愛する先生の教えを受け、率先して練習に明け暮れる15歳のリー。ある時、尊敬する先生が、共産党推進のバレエに苦言を与えただけで投獄される。そんな中、リーは努力が奇跡を呼びアメリカ研修へ。はじめてのアメリカ留学は、驚きの毎日だった。大統領を批判することもでき、自分の主張を話せる世界があることさえ彼は知らなかったのだ。彼は、中国政府の命令を退け、アメリカに滞在し踊り続ける生活を選択する。同時にそれは、愛する両親、故郷への永遠の決別を意味していた。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ダンサー1

この映画の原題は、「MAO'S LAST DANCER」 毛沢東の最後のダンサーという意味らしいんです。ま、原題そのまま訳しちゃうと、ちょっとだから、訳さないで、そのままの題名の方が良かったんじゃないかなぁ。なんか、映画を観てみると、バレエの場面も素晴らしいし、内容も感動的だし、なんだかこの「小さな村の~」だと、ほのぼのしちゃって、内容と合わないんですよね~。もっと激しくて、カッコよくて、感動する作品なんですよ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ダンサー4

すごく良い映画でした。感動して、ラストは、涙がじわ~っと沸いてきてしまいました。実際の有名バレエダンサーの自叙伝だそうです。共産国だった中国は(あ、今も共産国ですが。)、今の北朝鮮のように、子供を集めて、色々な訓練をさせたんですね。ビックリしました。自分の考えも自由に言えず、一度、反逆した者には未来がないような状態の国で、主人公のリーは、その才能を見出され、アメリカ留学をしたところから、人生が変わっていくという、すごい展開を見せてくれます。国の違いで、こんなにも考え方や常識や、生き方まで変わってしまうというのが、とても良く描かれていました。

たまたま、彼は、ダンサーとしての才能を持っていて素晴らしい成長を遂げたので、このような生き方が出来たのでしょうが、国に選らばれた子供でも、才能が開花しない子も居て、その後、どのようになってしまうのか、気がかりでした。自由が無い共産主義は恐いと思いましたが、考えてみると、その中で生活していれば、それなりに幸せなのではないかと思います。だって、自由を知らないんだもんね。

ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ダンサー2

この映画の中で、主役の子供時代、学生時代、成人後と、3人の方がやっているのですが、バレエが凄いです。子供時代はオーディションで選ばれたそうですが、学生時代と成人は、バレエのプロの方がやっていらして、特に、成人は、英国のバレエ団のプリンシパルであるツァオ・チーさんが演じてらっしゃいます。このツァオさん、すごく良い身体をしていて、イケメンで、今後、人気が出るのではないかな。でも、俳優さんじゃなくて、バレエダンサーですからね。熊川王子の中国版と言って良いのではないかな。この映画のバレエシーンは、素晴らしいと思いました。ジャンプがすごく高いし、こんなにステキなんだーって、ビックリです。このバレエシーンを観るだけでも、価値があると思いますよ。


本当にこの映画、素晴らしい映画でした。バレエが芸術なのだと、再確認させてくれますね。そして、家族の大切さを教えてくれます。彼の長い旅の終着駅は、どこにたどり着くのか、そして、中国という国が、どんな風に変わって言ったのか、この映画で確認してきてください。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-ダンサー3

私は、この映画、とってもお奨めします。泣けます。バレエは美しいです。子供から大人まで、男性でも女性でも、素直に楽しめて、感動出来る作品です。この夏、素晴らしい芸術に触れてきてください。カメ



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