今日は、「きな子 ~見習い警察犬の物語~」の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
警察犬訓練士を目指す18歳の望月杏子(夏帆)は、入所した訓練所でラブラドール・レトリバーの子犬きな子と出会う。身体の弱いきな子は警察犬になれないと言われた杏子は、自分がきな子を警察犬に育てると宣言し、その日から彼らの奮闘の日々が始まる。しかし、警察犬試験に何度も失敗するきな子と自分自身に、杏子は失望していく。
というお話です。
以前、ニュースなどで話題になった、警察犬の試験に落ちまくっている訓練犬ののお話の映画化です。
マジに犬の事を考えてやるなら、合わない事は辞めさせて、合っている仕事や役割に就かせてあげるのが人間のすべき事なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。無理やりやらせるというのは、虐待と言われかねません。人間の感動や人気を取るためだけに、試験を受けさせるように見えてしまうのは、私だけでしょうか。ま、前置きは、この辺にして、映画の感想を・・・。
動物映画の王道である、何をやっても上手く行かなくて、嵐などのピンチになると、動物と意思の疎通が取れて、感動させるというものが、そのまま描かれていました。以前の「マリと子犬の・・・」「ウルルの森~」などなどと、同じ内容です。ですから、内容に期待はしないで欲しいかな。犬たちのかわいさを観に行くというのを最優先にしてください。
途中で、主演の杏子(きな子の飼育員)が「頑張っても出来ない者の気持ちがわからない!」って訴えるところがあるのですが、これを聞いて「解からないよ!」と答えたくなったのは私だけ?頑張るって人に主張することなの?頑張ってるって、人に訴えたら、それは頑張りじゃないんだよ。そんなこと恥ずかしげも無く訴える人間は、努力をしていないと思うんだけど。頑張りって、人に見せる為にやることではなく、隠れてやる事で、それが人に見えてしまった時に、本当に努力しているという事になるんです。これだから、ガキは困ると思ってしまった私は、冷酷なのかな。あのね、頑張ってもダメなら、頭を使って方法を変えて、それでもダメなら人に聞く、当たり前でしょ。本当に、若い子を教育するのは、大変です。映画を観て、再度考えさせられてしまった・・・。
きな子を訓練する杏子を夏帆ちゃんが演じていて、とても上手いので安心して観ていられます。彼女は、同年代の女優さんの中でもトップクラスですよね。ワザとらしくなくて、好きです。他の出演者たちも、ベテランばかりなので、全体的に安定が見られて、良いです。
どうかなー、子供を連れて観に行くなら、優しい映画だし、良いと思います。ラブラドールやシェパードなど、犬好きの方にも、まぁ、お奨めするかな。でも、映画として観に行くのなら、前にも観た内容と一緒なので、お奨めして良いのか、考えてしまいます。とりあえず、家族映画としては、良いのではないでしょうか。
・きな子~見習い警察犬の物語~@ぴあ映画生活
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