今日は、「アデル/ファラオと復活の秘薬」の試写会に行ってきました。リュック・ベッソン監督作品なんだけど・・・。(^_^;)
ストーリーは、
1911年、エジプト。妹の命を助けたいフランス人ジャーナリストのアデル(ルイーズ・ブルゴワン)は“復活の秘薬”の手掛かりをつかむが、宿敵のマッドサイエンティスト、デュールヴー(マチュー・アマルリック)に阻まれてしまう。ちょうどそのころ、パリでは博物館の卵の化石からジュラ紀の翼竜がかえり、人々を恐怖に陥れていた。
というお話です。

なんだかー、リュック・ベッソン、力抜いて作ったんじゃないですか~?話にまとまりが無いですよ~。何がやりたかったのか、良く解からん!あ、怒っちゃイケないですね。冷静に感想を書きましょう。
アデルはジャーナリストで、出版社からの依頼で色々な場所に旅行に行くらしいのですが、なんだか、そこまでやるなら、ある程度、国家権力を使うくらいの力が無いと出来ないんじゃないの?って思うくらいの事を女性ひとりでやってのけます。この時代にありえないし、彼女が特別な力(超能力など)を持っているのなら理解出来るけど、普通のジャーナリストならば、この時代に、それは無理でしょ~って感じなの。

でね、妹を助けるためと言いながら、なんだか、それ意味があるの?って感じの出来事がいくもあるんです。少しだけネタバレしちゃうけど、ある場面で、2km圏内の死者が甦ってしまうっていう出来事が起きるんだけど、結局、関係者のみ甦って、お墓に眠っている死者とかは、まったく甦らないんですよ。いい加減でしょ。私は、ゾンビがたくさん出てくるのかも~って期待してたら、1匹も出てこず・・・。悲しかった・・・。
なんだか、細かい事を付いていくと、あまりにも沢山あって、すごいネタバレになってしまうので書けませんが、映画をたくさん観ていられる方は、ハァって思う場面が沢山あると思います。確かに、女性版インディー・ジョーンズを狙っているのかも知れませんが、アクションも謎解きもスリルも、どれをとっても中途半端なんです。リュック・ベッソンなら、アクションだけは、手を抜かないで欲しかった。
楽しい場面もいくつかあるので、何も考えずに観るのであれば、ま、良いかもしれません。時間も1時間半くらいなので、ガマン出来るかな。私が、ただ一つ、おおっと思ったのは、美術館に飾ってある展示品の中に、”飛び出せ科学くん!”に出てくる”科学くん”がいたことくらいかな。”科学くん”が宣伝すれば、人気上がるかもね。
申し訳ありませんが、私は、大手を振ってお奨め出来る作品ではありません。リュック・ベッソンの作品が好きだからこそ、彼の良さが出ていない作品は、ちょっと・・・。
とりあえず、話題作りに、観てくださっても良いかもしれません。
・アデル/ファラオと復活の秘薬@ぴあ映画生活
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