今日は、「座頭市 THE LAST」を観てきました。
ストーリーは、
タネという女性を妻に迎え、落ち着いた生活をしようとしていた座頭の市。しかし、市を追うヤクザ者と決着を付けるため、最後の闘いに向かう。しかし、市を庇ってタネが殺され、市だけが生き残った。心も体も傷ついた市は故郷の村に帰り、友人・柳司の家に世話になりながら百姓として暮らすことに。しかしその村は、ならず者の天道一家に支配されていた。百姓たちは役人に現状を告発しようとするが…。
というお話です。
あのー、座頭市というと、どうしても勝新太郎というイメージがありますよね。私は、実は、勝さんの作品をきちんと観たことが無いのですが、あの独特な勝さんの空気は、なんとなく覚えています。今回、敵として、仲代さんが出演していらっしゃるのですが、仲代さんと対しても勝さんなら、すごい緊迫感が生まれたと思うのですが、香取さんだと、どーしても、スマスマ?っていう感じがして、緊迫っていうのに程遠いんですよね~。慎吾ちゃん好きなんだけど、でも、それとこれとは違うから・・・。

年齢的な設定が30代前半とのことで、やっぱり座頭市という題材は、難しかったのじゃないかなぁという気がしましたが、いままでの座頭市とは、まったく違うものと考えれば、理解出来る方もいらっしゃるのかもしれません。私の頭が固いのかも・・・。でもね、敵が仲代さんですよ。あまりにも上手くて重みのある演技をされているので、どうしても、それに相対することが出来る演技と内容を求めてしまうんです。ごめんなさい。
そんな中でも、ARATAさんの極悪ぶりと、高岡さんの繊細そうな息子役、結構、良かったように思いました。ARATAさん、時代劇も良いですね。あのクールな雰囲気は、どの時代でも合うのかな。極悪、ステキでした。高岡さんは、とっても優しそうな役なんだけど気が弱くて、お父さんに口答え出来ないの。極悪なヤクザの中に、一輪の花みたいで、いいかなって思いました。
ストーリーなんですけど、前の座頭市も、こんな話なのかな?だって、市が自分の立場を理解していれば、普通の農民の村とかに混ざったら戦争になるって解かるじゃん。賭場の人間やヤクザは、みんな市の事、知ってるでしょ。見つけたら、戦いになるに決まってるよね。だから、市はどこかの用心棒になるか、一人で暮らしていくしかないのに、どーして結婚したり、農民に混ざったりするんだろー。自分の事が解かってない典型じゃないですかっ!!誰か教えてあげないと、ダメだよ~!(^_^;)(笑)
ま、文句をツラツラ書いてしまいましたが、古い座頭市にこだわりが無ければ、それほど問題なく観れると思います。慎吾ちゃんの周りの役者さんに良い方が多いので、とっても締まって見えます。結構、切なく、悲しい話ですが、ちょっと楽しめるところもあり、それなりに見応えもあるのではないでしょうか。
ごめんなさい。私は、どーも、こだわりがあり、あまり楽しめませんでしたが・・・。
・座頭市 THE LAST@ぴあ映画生活
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