今年も、イタリア映画祭、鑑賞終わりました。たくさん観ることが出来て、嬉しかったなぁ。しあわせです。
偉そうですが、全体的に思ったことや、座談会の様子など、書きますね。
まず、座談会。
7人の監督が出席してくださり、色々なお話をしてくださいました。今、イタリアでは、映画業界がにぎわっていて、良い時代なんだそうですが、良い作品が少ないんだと嘆いていらっしゃる監督さんがいらっしゃいました。今回、日本の映画祭に持ってきた作品は、普段のイタリア映画とは違い、質の高い、一見変わった作品と言われるものがほとんどだったそうです。今、イタリア映画は、同じような内容のラブストーリーやコメディばかりで、嘆かわしいとのこと。今回来られていた監督さんたちは、深い内容の映画を作られる方が多くて、イタリア映画界の事も、真剣に考えていらっしゃる方ばかりだったようです。
そういえば、3Dの話が出たのですが、イタリア映画は予算が少ないから3Dは出来ないよ~んって言っていました。みなさん、とってもおちゃめでした。お話を伺っていて、なんだかイタリアって、フランスより日本に近いような気がしました。
「ジュリアは夕べに出かけない」 ジュゼッペ・ピッチョーニ監督
座談会の後や映画の後に、ティーチインがあったのですが、今年もやっぱり腹が立ちました。
質問をしてくださいと言っているのに、自分の感想を言うおじさん、貴方だけの場じゃないんですよ。あと、イタリアの監督だからって、イタリア語で質問するおばさん。KY過ぎるでしょ。日本での映画祭で、通訳の方もいるのに、あなたと監督二人で話している訳じゃないんです。このどちらも、年配の男女の方で、人の事はまったく考えられていないんでしょうね。難しい事を言ったり、イタリア語で話したり、自分は違うんだぞって言いたいのかも知れないけど、はっきり言って、頭悪いの?って思いました。その場の状況を見てから行動するという認識が欠けています。年齢をとっただけで、学習はしてこなかったんでしょうね。
映画祭に行って思うことは、勘違いしている方が多いということです。映画祭に行っているからと言って、別に何も偉くないんですよ。映画祭を開催してくださっている方や映画を作った監督がすごいので、私達は、参加させていただいているだけ。少しでも観て感動したなら、クチコミで情報を広げる事でしょ。色々な作品が日本で観られるように、少しでも話を広げる事じゃないんですか?
ああー、またもエキサイトしてしまった・・・。ごめんなさい。
今年の映画祭は、どれも面白かったですね。ぜひ、どれも日本で観れると良いんだけどね。ムッソリーニの話や虐殺の話は、問題作として公開があるかなぁと思います。”ただ、ひとりの父親””元カノ/元カレ””ジュリア~”は、結構、アラサーアラフォーに受けそうな内容なので、公開すれば人気が出るのではないかと・・・。
今、日本では、映画館に行くと、30代~50代くらいの女性が多いです。彼女たちに受ければ、ある程度の収益が見込めるのではないでしょうか。レディースデーだけじゃなくて、モーニング割引とか、2本観れば割引とか、そんなのもあれば、映画をたくさん観てくれるんじゃないかな。だって、割引の無い時間だと、すごく空いていたりして、席が勿体無いなぁと思うんです。平日は、一日に2本観たら、1本1200円になるとかだと良いのになぁ。レディースデーの混んでいる所で観るより、200円くらいなら多めに払っても観やすいところで観たいと思うのが女性心理だと思いますよ。あと、高校生3人割引きだけじゃなくてアラサーアラフォー3人割引とか、母娘のペア割引とか良いよね。たまには母親と恋愛映画を観て、その後、お茶でも飲みながら両親の恋愛話なんかを聞くのも良いじゃないですか。映画業界、色々考えて欲しいなぁ。
