先日、”フェーズ6”の試写会に行ってきました。
この日、本当は、”武士道シックスティーン”の試写会に行く予定だったのに、仕事が押して間に合わなくなり、急遽、この”フェーズ6”の試写会に行ったんです。
ストーリーは、
致死率100%、治療薬もないウィルスに侵された世界。街はゴーストタウンと化し、生きているのはごく僅かの人間だけ。未だ感染せず生き残っていたお調子者のブライアンと、真面目で心優しい弟ダニーの兄弟はルールを決める。“生き残るためには感染者と接触しないこと”。そして2人はブライアンの彼女ボビーと、ダニーの女友達ケイトを連れ、最近では廃れて空き家ばかりになっていたため感染を免れているかもしれないと、幼い頃に行った海岸を目指し、アメリカ西南部の砂漠を車で走っていた。途中で遭遇する、幼い娘が感染している父子や死を望む医師、生き残るべく防護服を着込む男たちなどを振り切り、彼らはその場を後にする。しかしやがて、4人のうち1人が感染していることが発覚してしまう。
というお話です。

治療薬が無い病気が蔓延すると、きっとこの映画のように、感染者(病気)との戦い、生存者同士の物資の取り合いの戦い、そして、このまま生きてどうするのかという自分との戦い、常に生きている限り戦いだけになってしまうんでしょう。いや~、辛い映画でした。どこから病気が来たのか、どうして病気が広がったのか、症状はどうなのか、などなど、全く解説しないんですよ。面白い試みではあるけど、もう少し現状とかを説明して欲しかったなぁ。
主人公の兄弟と女性二人のロードムービー風になっていて、兄弟が昔楽しんだ避暑地を目指して行くんですけど、そこに行っても、何が解決する訳でもなく、ただただ、行きたいっていうだけなんです。目的が良く解らんっ!! 懐かしい風景を見ながら死にたいから、その場所へ向かうって言うなら解るけど、どこまでも生きたいって言いながら目的も無く行くのは可笑しいと思うんですよね。

フェーズ6(世界的パンデミック状態)になっているならば、WHOとか政府機関が、必ずシェルターとか作って、研究者を集めて治療薬の開発をしているだろうし、もちろん後々の為に、ノアの箱舟状態で、色々な動物の遺伝子を保存しているだろうしね。だから、自分が感染していないという自身があるなら、やっぱりそういう施設がありそうな場所を探してそこに向かわなきゃダメだよね。
もし、自分がこの立場になったら、きっと、早いとこ感染しちゃって、死んだ方が良いと思うだろうなぁ。私、結構、そういうとこ、しぶとくないんですよ。キレイごとを言うんじゃなくて、ただ、面倒くさくなっちゃうの。ゾンビ映画を観ていても、早くゾンビになったもん勝ちじゃんって思うほうです。ゾンビになっちゃって、人をかじるほうが痛くないし、楽しいでしょ。
普段の生活で、身体に変化が起こったら、ちゃんと病院に行きましょうね。それも、早めにね。何事も身体が資本だから、早めの対処が大切です。風邪だろうって、ほおって置かないで下さいね。
この映画、どうかなー。邦画の”感染列島”の酷くなっちゃった状況の映画なんです。ドキュメンタリー映画みたいな気持ちで観ると面白いかもしれないけど、でも、救いが無いんだよね~。お奨めして良いものかどうか・・・。
弟役のルー・T・プッチくん、サムサッカーの時よりガッチリして、カッコよくなっていました。クリス・パインさんも、最近、名前を聞きますよね。ワイルドです。彼らを観に行くならば、お奨めかもしれませんよ。
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