今日はもう一本、”マイレージ、マイライフ”を観に行ってきました。
ストーリーは、
年間322日も出張し、リストラ宣告を行っているライアン。「バックパックに入らない物は背負わない」がモットーだ。面倒な人間関係を嫌い、出張先で出会った女性とその場限りの情事を楽しむ毎日だ。貯まったマイレージは1000万目前。しかし、その目標を阻む者が現れた。新人ナタリーが、ネット上で解雇通告を行うという合理化案を提出したため、マイライフだった出張が無くなってマイレージを貯めることが出来なくなるかも・・・。そんなナタリーを研修で出張に同行させる事になった。そして・・・。
というお話です。
このリストラ宣告会社があるって言うのにも驚くけど、アメリカ全土でこんなにリストラしてる会社があるんだっていう事にも驚きました。ま、日本でも同じなのかなぁ。今、現在の経済状態を良く描いているよなぁって思いました。本当に、その会社に尽くしてきたのに、いきなりリストラされたら、本当にショックだろうな。明日が見えなくなるでしょうね。もちろん会社が悪いのかもしれないけど、でも、会社も生き残るためにどうしようもなくリストラするっていう事もあるのでしょう。どちらにしろやりきれない事です。

仕事一本で生きてきて、他のものに見向きもしなかったライアン。なんか、とっても可哀想でした。だって、仕事以外に、もっと楽しい事たくさんあるのに。私なんか、仕事なんかやらなくて済むなら絶対やらないな。キライだもん。彼にとっては、仕事が遊びであり、趣味であり、交友関係だったんでしょうね。それって、寂しいなぁ。年齢をとって、気が付いてみると、自分には何も無いことに気が付く。結構、そんな人、多いのかもしれないな。出来れば、自分は大切なものや愛おしいものが在るっていう事を忘れないで居たいな。
少しネタバレになっちゃうんだけど、ライアンが付き合っている女性がいるんだけど、ライアンは、色々あって、少し真剣になり始めるんですよ。でもね、女性は超したたかなの。女性には秘密があるんだけど、会いに来たライアンに向かって、”お互い割り切った関係でしょ。”って言い放つんです。このシチュエーション、すごく解るなぁって思いました。男性って、結構純粋なところがあるけど、女性はちゃんと自分の利益を計算しているんですよね。もー、すごく生々しい感じでした。
この映画、賞を貰ったの解ります。人間って、どうしてこうなっちゃうんだろうなーって思えるところとか、バカだなーって思えるとことか、別に派手じゃないんですけど、後から後から思い出して、色々この映画の事を考えてしまうんです。自分ならどうかなーとか、こういうところは同じだなーとか・・・。
結構、ジーンと感動してきます。ぜひ、観に行ってください。大人には、沁みてくる作品です。
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