今日は、お友達に誘ってもらって、”獄に咲く花”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
海外渡航を企てるという途方もない大罪を犯し、故郷の獄へ送られてきた吉田松陰(寅次郎)は、それでも自らの理想を信じ、日々を無為にするのではなく、学び、精進し、人と関わり続けた。その姿は、長く囚われの身となり希望を失った獄中の人々の、凝り固まった心を少しずつ溶かしていく。それはあたかも、野山獄の片隅で可憐な花を匂わせる樗(おうち:栴檀(せんだん)の古名)のごとく、であった。清廉で一途で、常に人を愛して止まなかった吉田松陰。生涯、独身を貫きその思想に殉じた彼の秘史、久とのただ唯一の恋慕の情景は、淡きがゆえ美しく、儚きがゆえ力強く、観る者の胸を強く揺さぶる。吉田松陰の伝記というか、投獄されていた時を描いたものです。
というお話です。

この作品、幕末の激動の時代ファンの人には、喜ばれると思うのですが、ミーハーで坂本龍馬とかをおぼろげに知っている私には、あまり感動も何もありませんでした。男女の恋愛映画としてみても、あまりに静かに進んでいくプラトニックラブなので、どうかなぁ。確かに、この時代の恋愛って、好きでも態度に出すような事ははしたないと思われていただろうし、まして、投獄されている身で恋愛なんて許されないですよね。その押さえられた感じが良いと思う方もいらっしゃると思いますけど、私は、ちょっとダメでした。眠くなっちゃった・・・。

投獄されている女性役に、目黒祐樹の娘の近衛はなさん、吉田松陰役に前田倫良さんでした。この前田さん、スタジオライフの方だそうで、私、”トーマの心臓”という演劇を見せていただいたと思うんだけど、誰役だったのかなぁ。オスカー?それともユーリ?誰だったんだろう・・・。
近衛さんは、とっても大人しい感じのキレイな方で、ステキでした。前田さんは、ちょっと私の吉田松陰のイメージとは違ったけど、まぁ、こういう解釈もあるのかなぁと・・・。

私、歴史が良くわからず、帰ってきてから主人に色々教えてもらったのですが、とりあえず吉田松陰ってすごい人が居て、下田から黒船に乗ろうとして隠れてたんだけど捕まっちゃって、幕府を倒して日本を変えなきゃいけないって思って活動した人だってことは分かりました。けどね、映画では、そんなすごい人だったってことは、全く分かりません。これ、歴史を詳しく知っている人には良いけど、知らない人には、そのすごさが全然伝わらないと思います。とりあえず、私は、これから、もう少し勉強しなきゃと思いました。
これ、この時代の歴史を知っている方というか、この時代に興味がある方でないと、お勧めできません。分からないからです。恋愛映画として薦めることは、ちょっとキツイかな。興味がある方、行ってみてくださいね。
獄に咲く花@ぴあ映画生活
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