今日は、水曜日=レディースデーだったので、”ニューヨーク、アイラブユー”を観てきました。
ストーリーは、
一枚上手の相手の登場に調子を狂わされるスリの青年、ダイヤモンド街で商人に打ち明け話をする挙式を控えた若いユダヤ女性、引きこもりの作曲家、プロムに胸をときめかせる高校生、行きずりの関係にのめり込め男女、思い出のホテルを尋ねる元オペラ歌手、街角で口説き文句を披露する作家、最後のミューズを追い求める老画家…。そして、街の至る所でカメラを回し続けるビデオアーティストが彼らの姿を捉えていた。
というお話です。
色々なシチュエーションのお話が、オムニバスで流れていきます。どの話も、ニューヨークで起こっている事で、そのお話を繋げているビデオを撮影する女性がところどころで出てきます。短編のラブストーリーは、それぞれ、まあ、ステキかなって思えますが、ちょっとバラバラしているように思えてしまいました。まとまりが無いの。もう少し、全体をまとめ上げるプロデューサーががんばった方が良かったのでは?と思ってしまいました。
私は、オーリーとシャイアが好きなので、彼らが出ているお話は、結構、気に入りましたよ。特に、シャイアが出ているお話は、いつも元気な役のシャイアが、抑えた静かな演技をしていて、いいなぁって思いました。オーリーが出ている作曲家のお話を岩井さんが担当したようで、この話は、日本人には受け入れられるだろうなーって思いましたよ。
オムニバスにするならするで、バチッと切って、それぞれのお話をちゃんと起承転結にして区切って欲しかったと思いました。なんだか、どの話も、スッキリしていなくて、だらだら繋がっていて、あまり好感が持てなかったんです。そのつながりも、ビデオで撮っているということくらいで、意味あるの?って感じなんです。
素晴らしい俳優さんたちがそろっているし、監督も素晴らしい方ばかりなのでしょうけど、美味しいものばかりを集めても料理が美味しくないように、バランスと組み合わせが大切なのではないでしょうか。
ニューヨークはキレイだし、鑑賞していて悪い映画ではないのですが、物語を追うという意味では、ちょっとお奨め出来ません。彼女とのデートで観に行って、映画がメインではなく、二人がメインということでしたら、背景に流れている映画としては、良いのではないかな。期待して観に行かないでいただければ、ある程度楽しめると思いますよ。
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