「やさしい嘘と贈り物」 歳をとった時、自分は、夫は、どうなるの? | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、”やさしい嘘と贈り物”の試写会に行ってきました。椅子


ストーリーは、

アメリカの小さな町に一人暮らしをする年老いたロバートは、孤独な日々を過ごしていた。そんなある日、メアリーという美しい女性に出会い、彼の日常は心躍るすばらしい日々へと変わっていく。しかし、次第に明かされるのは、実は彼が恋した女性は自分の妻で、全てを忘れてしまっているロバートを家族がかげで支えていたことだった…。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-やさしい1

この映画は、とても考えさせられる、ステキな映画でした。

最初、ロバートというおじいさんが、一人で暮らしていてスーパーで働いているという、日常的な絵から始まるのですが、その日常的な生活が、日常的で無い事が解ってきて、驚きと哀しみが溢れて来るんです。

忘れてしまうということが、どんなに苦しくて哀しいことなのか、すごく感じました。忘れたくない、でも忘れてしまう。こんな悲しいことがあるんでしょうか。昨日、”スイートリトトライズ”で若い夫婦の迷走する姿を観てきましたが、今日は、この映画で、年齢を重ねても、やっぱり男と女は迷走して同じゴールにたどり着くのだと思いました。


カールじいさんの時も考えてしまいましたが、今回も、主人がボケて、私を忘れてしまったらどうしよう、私がボケてしまって夫を忘れてしまったらどうなるんだろうって、頭の中をグルグルしちゃいました。好きな人を忘れてしまって、また出合った時、同じように愛せるんだろうか。愛してもらえるんだろうか。思い出して欲しいけど、それが出来ないなら、また私を知って欲しい、そんな気持ちが観ているこちらにも、グンっと伝わってきて、涙が出ました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-やさしい2

主演の二人が、素晴らしいです。決して出しゃばらず、カッコつけず、自然のままが一番美しくて、年齢が違う若い人が観ても、感情移入が出来るような、そんな演技でした。そして、家族の娘と息子が、ちょっとエッセンスを加えてくれていて、感動させてくれますよ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-やさしい3

この映画、ぜひ、色々な方に観ていただきたいと思いました。いつかは、誰もがこの年齢に達して、誰にでも起こる出来事なので、カップル、ご夫婦、友達同士、などなど、誰とでも観にいけると思います。子供には、ちょっと難しすぎるかな。若い人が観ると、あー、結婚するのって良いかもって思えるかもしれないし、近い方達にも、共感していただけると思います。衝撃の感動作です。ぜひ、お時間を作って、観に行ってください。カメ


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