今日は、”百万円と苦虫女”を観ました。
ストーリーは、
就職できずにフリーター生活を送る21歳の佐藤鈴子(蒼井優)。親元を離れようと実家を出ることを決意した彼女だったが、友人とのルームシェアを解消されてしまう…。そこで100万円を貯めて、ひとりアルバイトを転々としながら生きていくことを決意する鈴子。海を越え、山を越え、行く先々で誰かに出会っては、その関係から逃げていく中で、少しずつ彼女の中で変化が生じる。鈴子と同じように人と接する方法が分からず、学校でいじめに遭いながらもそれを乗り越えようとする小学生の弟・拓也の存在が、彼女の背中をそっと後押しする。そして鈴子は、ホームセンターのアルバイト先で出会った大学生の中島(森山未來)に、恋をする――。
というお話です。
なんだか、とっても、”うんうん”ってうなづいてしまう様な映画でした。人と関わっても、ぶつからずにごまかして上手くやろうとする鈴子が、だんだん、真剣に付き合わないとダメなんだって気が付いて、前に進み始める過程が、細かく描かれていて、とっても良かったです。
若い頃って、その場が上手く行けばいいかって思うようなところがあって、適当に話をまとめちゃったり、話をあわせたりって、誰もがあったと思うんですよね。でも、それじゃ何の解決にもならないんだって、気が付くときが来て、で、自分の主張をすることも大切なんだって思って大人になるのかなーって思います。でも、ただ主張するだけじゃ大人じゃないけどね。(笑)
私も、若い頃は人に何か言われても反撃も出来ず、断りも出来ず、色々勉強させていただきました。今は、バンバン戦っちゃう方ですけどね。曲がったことを言われて、黙ってられないじゃないですか。ね。
蒼井優ちゃん、若いのに、本当に上手いですね。困ったような顔とか、ムカついてるけど言い返せないようなしぐさとか、すごいです。小学生の弟役の子も、上手かった。
派手な映画じゃないですけど、なんだか、とってもお勧めしたい映画です。
この映画を観ると、何か自分に足りない物とか、自分が他人にやりすぎちゃっていることとか、色々な立場からの見方も出来て、発見があるような気がします。
一度、観てみて欲しいです。
