今日は、レディースデーだったので、”インフォーマント！”を観てきました。
ストーリーは、
1992年、イリノイ州にある大企業で働くウィテカーは順風満帆だった。33歳にして重役、工場をまかされ、家庭も円満。ところがある日、工場でウィルスが発生。日本企業のスパイから脅迫を受けたと報告した事から、FBIが介入。しかしなぜか録音機を取り付けに来た捜査官に、ウィテカーは会社が違法な価格協定を行っていると告白。その日以来、ウィテカーは巨大企業の内部告発者になるのだが、彼には「隠しごと」があった。
というお話です。
まず、驚くのは、マット・デイモンが太っていること～！！この話は、ノンフィクションが含まれているので、実在の人物に似せたのだと思うんだけど、なんか、マットじゃない～。役者魂としても、すごいです。ま、カッコイイけどね。
この作品、日本企業の名前も出てきたりするんだけど、今から１５～２０年前なら、こんな価格協定はバリバリにあったんでしょうね。今でも、ある程度は無くなっていないのだと思っています。だって、大体同じくらいに、物の値段って上がるよね。それに、家電も同じくらいに壊れるよね。家電は、耐久年数とかも協定してんじゃないのかなー。だって、建築でもそうだけど、競争社会と言っていながら、裏でつるんでいるのは当たり前でしょ。建築でもプレゼンですとか言っておきながら、裏で今回は誰々さんの案で行きましょうって相談してますもん。入札も、もちろんそうですよ。私は民間のモノしかやっていませんが、ほとんどそうです。お客さん、ちゃんと見る所を見て、安いだけで決めちゃダメですよ。痛い目を見るのはあなたです。
話を戻しますが、この映画だと、ＦＢＩもダメダメで、ちょっと可哀想になっちゃいます。いつもカッコイイ役なのに、この映画では、笑われ役ですもん。いやー、本当に面白いです。だって、ただ一人の嘘で、誰もが振り回されちゃう。これが現実にあった話とは、本当に笑えます。
途中、ちょっと退屈になる場所もありますが、楽しめる作品だと思いました。でも、大画面で観る必要があるかというと、ちょっと難しいかな～。ＤＶＤでも、良いかも。
