今日は、”ウルルの森の物語”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
母・夏子(桜井幸子)の入院をきっかけに北海道で暮らすことになった昴(桑代貴明)としずく(北村沙羅)の兄妹は、獣医の父・大慈(船越英一郎)との生活に戸惑っていた。昴としずくは美しい大自然や大慈の妹(深田恭子)と触れ合う日々の中で、オオカミに似た子犬に出会い、ウルルと名付けて飼うことを許してもらう。その子犬は、怪我をしていて、その治療を獣医の父がしたところ、特徴が100年前に全滅したと言われている日本狼に似ていることに気がつく。もし、日本狼ならば、希少動物であり、個人が飼うようなことは許されない。そして子供にも危険が及ぶことになる。そんな心配をよそに、子供たちは、ウルルとの絆を深めていく。
というお話です。
やっぱり、動物&子供ものは、泣けますね。うるうるしてしまいました。同じ動物&子供の”スノープリンス”とは大違いで、子供たちはかわいくて、犬もとっても愛らしくて、すごく好感が持てました。
ストーリーとしては、やはり、よくありがちな話ではありますが、キャストと犬の愛らしさでレベルがバーンと上がっています。もちろん、子供たちがかわいいのは当たり前なのですが、お父さんの船越さん、笑えます。観ていると、つい、”どこに犯人がいるのっ!”って聞きたくなる感じで、感動してじわーっときているところに船越さんが出てきて何かやってくれちゃうと、つい笑ってしまうんですよ。でも、このアンバランスな雰囲気がとても面白い。なんというか、家族って、こんな風に空気読めない奴が一人はいて、そこがツボだったりして、何でも許せてしまったり、安心してしまったり、お父さんだけど守ってあげなきゃって気持ちになったり、そんな家族の絆がよく表現されていました。
この映画は、犬との愛の物語ではなく、家族が犬を介して、絆が深くなっていくというお話で、家族の大切さや思いやりを教えてくれます。こういう解りやすくて、共感出来る話を子供たちには観せたいですね。
子供たちも、この映画なら、色々学んでくれると思います。
実は、観に行く前は、子供だましで面白くないかなって思って、行くのを辞めてしまおうかと思ったのですが、行ってみて良かったです。とても良い映画でした。自然の美しさも沢山映してくれているし、音楽も久石さんなので、とてもステキで、北海道の自然を堪能出来ました。
マイナスは、光る沼のシーンがあるのですが、そこに行くまでの造花らしきものは止めて欲しかった。どこぞの墓に花が備えてあるのかと思ってしまいました。周りの方も、そこで引いていましたね。
もうひとつ。イタチの剥製は見せないで~!!涙が出そうになりました。かわいそうでしょ~!!
この映画、お勧めです。ぜひ、子供たちを連れて行ってあげてください。きっと何かを感じてくれると思いますよ。ここ最近の邦画で、子供向けとしては、一番じゃないかなぁ。

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