「笑う警官」 道警の汚点を描いているようで、警察組織の悪魔を描く | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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先日、”笑う警官”を観て来ました。ドクロ


ストーリーは、

札幌市内のアパートで女性の変死体が発見された。すぐに元交際相手の巡査部長・津久井(宮迫博之)に容疑が掛けられ、異例の射殺命令までも下される。この一連の流れに違和感を感じた所轄の警部補・佐伯(大森南朋)は、信頼できる仲間とともに秘密裏に捜査を行う。やがて、彼らは北海道警察内部に隠された闇に踏み込んでいくが……。

というお話です。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-笑う1

原作を読み終わって、すぐに映画を観に行ってきました。うう~ん・・・。原作は、あんなに面白いのになぁ・・・。

映画のストーリーは、芯の部分は、それほど変わっていないけど、やっぱり描き方が違うと、こんなにもおかしくなってしまうのかという典型のような作品でした。ダメなんです。なんか、美しい映像と思える場面がひとつも見当たらないんです。心にまったく残らないんですよ。写真を見て頂くと少し分かると思いますが、構図がアップと引きとの2タイプで、ほとんど同じ距離での撮影ばかりなんです。ハリウッド映画を観ている私達は、この2タイプでは、満足いかないの、当たり前ですよね。


この内容ならば、結構、ハラハラしたり、敵の道警をもっと憎んだり、感情移入出来るはずなんですけど、どの役にも特徴が無くて、同化出来ないんです。配役は素晴らしい役者さんばかりなので、描き方によって、ぜんぜん魅力が出てこないんだなぁと、反対に感心してしまいました。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-笑う2

言っておきますが、この原作は、佐々木譲さんのベストセラー小説ですよ。面白くない訳が無いんです。まして、役者は良い方ばかり、なぜ、面白くないのかというと、ぶっちゃけ、監督が悪いとしか思えないっ! 角川さん、それだけお金をかけるなら、他の監督に頼んで、まともな映画を作ってよぉ。そうすれば、この内容でこの役者、素晴らしい映画になったんじゃないのかなぁ。


悪い事ばかり書いてもなんなので、ストーリーは、面白いですよ。道警の悪の親玉が誰かというのを捜すんだけど、原作より映画の方が、先の先まで追っていて、主役の佐伯も、原作よりもっと悪の深くまではまっている状態でした。これ、連続ドラマでやったら、1クールで、面白く切り込めたんじゃないかなぁ。


ゆきがめのシネマ、試写と劇場に行こっ!!-笑う3

と言う訳で、感想がちょっと残念な感じですが、原作と合わせて楽しむなら、結構、自分で想像出来るので、面白いのではないかと思います。


あ、そうそう。角川さんの映画だから、”松ケン”が出るかなーと期待して行ったら、やっぱり出ました~。

私は、松ケンを観に行ったようなものです。かっこよくて、かわいいなぁ~。私がおんぶしてあげるから、大丈夫よー。ラブラブ


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