今日は、”狼の死刑宣告”の試写会に行ってきました。
1970年代にチャールズ・ブロンソンが主演し、孤高のアウトローを描いた”狼よさらば”で大ブームとなり、現在も”ダークナイト””ブラン・トリノ”などの名作に受け継がれてきたヴィジランテ映画というジャンルを新たな切り口と名作アクション映画へのオマージュたっぷりに描いているとのこと。

ストーリーは、
妻と2人の息子と幸せな生活を送る、一流企業の副社長ニック(ケビン)は、長男のホッケーの試合の後、ガソリンスタンドでギャングの襲撃に遭遇し、目前で息子を殺されてしまう。心の傷も癒えぬまま裁判を迎えるが、相手が罪に問われないという事を知り、法廷で裁くことを諦め、自分で制裁を与えてやろうと考える。犯人の少年を尾行し、自らの手で復讐を果たすが、少年は、ギャングのボスの弟だったため、今度は、家族共々、ギャングの報復にさらされることとなってしまう。警察も役に立たない状態で、彼は、どういう結末を望むのか・・・。
というお話です。
SAWソウシリーズの企画監督が、制作だそうで、ちょっと期待して行って来ました。
ケビン・ベーコン、やっぱ、この人、やってくれるなぁ。はっきり言って、この映画、他の人がやると、お笑いになってしまいそうな感じです。あまりにも、考え無しの行動で、笑ってしまうのですが、ケビンがやっているからか、なんとか、恐怖が持ちこたえます。終わらない復讐劇なのですが、なんだか、笑っちゃうんだよなぁ。でも、現実に復讐しようと思ったら、こんな風になるのでしょうね。結構、リアルを追求しているのかも。

もし、愛する家族が殺されれば、もちろん、誰でも、復讐してやると思いますよね。だって、今の世の中、必ずやられ損なんですもん。被害者ばかりが損する構造でしょ。犯罪者が更生するからって罪が減刑されたりするけど、その更生に、誰が責任を持つの?裁判員の人、責任持ってくれるの?更生した人、たくさん居ますとか言うけど、じゃ、それ、どんな人なの?全く見えないのに、被害者に納得しろって言われても、納得なんて出来ないですよね。復讐する気持ちになるの、当たり前ですよ。今の犯罪者って、殴ったら殴り返されるって事、全然解ってないんですよね。ちゃんと、やったらやられるって、身体に教え込んでやらないと解らないと思う。人権派の弁護士とか偉そうなこと言ってるけど、あんたが命賭けて、その犯罪者の責任を取ってくれるなら、認めてあげるよって言ってやりたい。あ、つい、エキサイトしちゃった。
とにかく、私は、復讐賛成派です。目には目を、です。左の頬を打たれたら右の頬を出すなんて、トンでもない。キリストを信じているアメリカ人が一番、銃を持ってるじゃないですか。ねぇ。

あ、この映画、殺ったり、殺られたりの、ちょっと笑える復讐アクション映画です。マジメにやってるんだけど、たまに、ププッて笑ってしまうほど、アホなので、結構、楽しめるんじゃないかなぁ。残酷だけどね。
お時間のあるとき、ちょっと復讐を楽しんで観てきて下さい。それぐらいの気持ちで行く方が良いですよ。
