今日は、”キャデラック・レコード”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
1947年、シカゴのサウスサイドのバーを開いたポーランド系移民のレナード・チェスは、自分の音楽を信じて田舎から都会へ出てきたギタリストのマディ・ウォーターズとハーモニカ奏者リトルの音楽を聴き、売れることを確信し、レコードレーベルを立ち上げる。順調にチャートを登っていくマディとリトルだったが、時代が黒人を受け入れることを拒んでいた。そんな時、ロックの創始者となるチャック・ベリーやバラードのエタ・ジェイムズを見つけ、彼らの音楽が売れていくにつれ、段々と若い人達から人種の壁が取り払われていく。そして、チェス・レコードの行く末はどうなるのか・・・。
というお話です。
キャストがとても豪華で、エイドリアン・ブロディとジェフリー・ライト、ビヨンセなどが勢ぞろいし、ビヨンセは、その美しい歌声を披露している。彼女の歌を聴くだけでも、価値があると思いました。
ストーリーも、ほとんどがノンフィクションなので、昔の大御所のロック、バラード、ブルースなどの歌手や音楽を知っている方には、とても懐かしくて、面白い映画だと思います。ローリングストーンズやビーチボーイズの先輩に当たる歌手達が勢ぞろいなのだそうです。若い頃のローリングストーンズも出てきますよ。
音楽をやっていたり、これからやろうと思っている方なら、やっぱり観ておいたほうが良い映画なのではないでしょうか。
どうして、キャデラックかというと、このチェスさんが、歌手たちに、歌が売れるとキャデラックを買い与えていたとのことから、この題名になったようです。
そして、この映画の中で、人種差別について、とても詳しく描いていて、白人も悪いけど、黒人も卑屈になっていたということが、とても良く分かりました。今は、とても良い時代になって、良かったです。
オバマ大統領就任祝賀パーティーで、ビヨンセがこの映画で演じている”エタ・ジェイムズ”の名曲”At Last”を唄ったそうです。この時、ビヨンセは、このエタ・ジェイムズを演じた事で、自分の価値観に大きな変化が起きて、このパーティーで曲を熱唱して、涙が止まらないほど感動をしたそうです。彼女にとって、とても大きな影響を与えた、この役を、ぜひ、映画館でご覧になってください。
なんか、画面の中が、とてもレトロで、ステキです。映画の内容もだけど、舞台や車も、良く観てきてください。とってもレトロで、カッコイイですよ。
この映画は、大人の映画なので、音楽好きな大人の方にお勧めです。洋楽にまったく興味が無い方には、ちょっとお勧め出来ないかな。素晴らしいビヨンセの歌を聴いて欲しいです。

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